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アルゼンチン代表の新指揮官が抱負「メッシが楽しくプレーできるように」

2017.06.02

アルゼンチン代表監督就任会見に臨んだサンパオリ氏 [写真]=LatinContent/Getty Images

 アルゼンチンサッカー協会(AFA)は6月1日、ホルヘ・サンパオリ氏の同国代表監督就任を発表して、就任会見を開催した。その会見で同氏が抱負を語っている。スペイン紙『マルカ』が報じた。

 現在57歳のサンパオリ氏はアルゼンチン出身。2015年にはチリ代表の指揮官として、チームを自国開催のコパ・アメリカで初優勝へ導いた経験を持つ。昨年夏からはセビージャの監督に就任し、今シーズンはリーガ・エスパニョーラ4位でフィニッシュ。来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権という大きな置き土産を残し、念願だったアルゼンチン代表監督の座に就いた。

「長年の夢が叶った」と喜びを語った新監督は、アルゼンチンが世界に誇るストライカー、バルセロナのFWリオネル・メッシについても言及している。

「私はメッシを指導しなければならないわけだ。世界一のプレーヤーである彼に、このチームでのプレーを楽しんでほしい。もちろんメッシの代わりとなる選手も、しっかり揃えていることも忘れてはならないがね。メッシと昨日電話で話したが、今後をとても楽しみにしてくれていた」。

 これまでアルゼンチン代表として115試合に出場し58得点を決めているメッシだが、クラブでのパフォーマンスと代表チームでのパフォーマンスを度々比較され、期待の高さから時に批判されることも多い。しかし新指揮官はメッシがチームの軸であることを強調した。

 同代表は2018 FIFAワールドカップ ロシア 南米予選第14節を終えて6勝4分4敗。残り4試合時点で、大陸間プレーオフに回る5位に沈んでいる。W杯本大会出場の4位以内とは勝ち点差「1」の位置だが、ライバルである首位のブラジル代表には11ポイントもの差をつけられた。本大会出場に向けて絶対に落とせない試合が続くが、「アルゼンチンフットボールにとって重要なことを成し遂げられたらと思っている」と新指揮官は巻き返しに意欲を見せた。

 サンパオリ監督の初采配は9日、オーストラリアで行われるブラジル代表との親善試合となる模様。因縁の一戦でのデビューに注目が集まる。

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