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まるで“北斗の拳”! 審判の判定に激怒した監督、ワイシャツを引きちぎる

2017.05.08

シャツを破いたヴィヴァス監督 [写真]=LatinContent/Getty Images

 5〜8日に行われたアルゼンチン1部リーグ第23節、ラ・プラタで行われたエストゥディアンテス対ボカ・ジュニアーズは、互いにゴールを決められずスコアレスドローで幕を閉じた。

 ボカ・ジュニアーズは8分に、ペナルティエリアでボールをキープしたアルゼンチン人FWダリオ・ベネデットが、足を掛けられて転倒。PKかと思われたが、主審はプレーを止めずにボカのPKを幻にした。

 25分にはアルゼンチン人MFフアン・イグナシオ・カバジャーロが、アルゼンチン人GKアグスティン・ロッシと交錯してピッチにうずくまった件について、主審がファウルとPKを取らないことにエストゥディアンテスを指揮するネルソン・ヴィヴァス監督が激怒。線審らに詰め寄って抗議した同監督は、退席を命じられると立ち去り際に着ていたワイシャツを両手で引きちぎり、上半身は“北斗の拳”のような状態に。同監督は自らで破ったワイシャツを脱いで、タトゥーの入った背中をピッチに向けてスタンドの奥へと消えていった。

 後半、エストゥディアンテスは相手より早めに選手交代をして勝ち点3を狙ったが、暫定でも6位に転落。一方、首位を走るボカも勝ちきれず、翌日の結果次第では2位ニューウェルスが勝ち点「1」差に詰め寄る可能性が出てきた。

 試合後、退席処分を科されてワイシャツを破り脱いだヴィヴァス監督は、「あれはカバジャーロに対するキーパーのファウルであり、我々にPKが与えられるはずだった場面。勝敗を左右するポイントでもあったから、公平性を欠いたジャッジを看過できなかった」と述べた。

(記事提供/Cartao Amarelo)

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