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シャペコエンセの生存選手が回復へ…CAらは墜落機内の様子を語る

2016.12.03

墜落事故で生存したラスケル(右)とネト(左) [写真]=Getty Images

 墜落した飛行機に搭乗しながらも、生存が確認されているシャペコエンセ(ブラジル1部)所属の3名が回復へ向かっている。ブラジルメディア『グローボ』などが2日に伝えた。

 29日、コロンビアのメデジンへ向かっていた航空機の墜落事故で、監督や多くの所属選手、関係者の命を失ったシャペコエンセ。その一方、事故直後に生存が確認され、病院へ搬送されていたGKジャクソン・フォルマンとDFアラン・ラスケル、DFネトの容体は回復傾向にあるようだ。

 同メディアによると、負傷で右足切断手術を行ったフォルマンの治療を担当している病院が経過を報告。一時は右足と同様の処置方法がとられることも報じられていた同選手の左足だが、切断せず別の方法での治療が進められていることを明かしたという。

 ラスケルは椎骨を負傷しているほか、脚部の一か所を骨折している模様。それでも、障害等は見られず正常な動きが確認されており、回復の見通しは良好であるという。ネトについてはイギリス紙『デイリーミラー』など複数紙が、驚異的な回復を見せていると伝えている。

 また、客室乗務員のシメナ・スアレス氏と技術者のエルウィン・トゥミリ氏はメディアの質問に応えられるほど回復。イギリスメディア『BBC』によると、スアレス氏は機内の電気が消えてから1分もかからずに機体が墜落したことを伝え、トゥミリ氏は「多くの乗客が座席から立ち上がり、叫び始めた。僕はバッグを私の足の間に置き、推奨されるような体勢をとった」と様子を説明した。

 残る一人の生存者は、43歳のジャーナリスト、ラファエル・ヘンゼル氏。『グローボ』などによると同氏は生存者の中で唯一、未だに危険な状態にあるようだ。多くの肋骨骨折が見られ、今後手術を行う方針であるという。回復が待たれる。

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