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齊藤未月、ルビン・カザンでの日々に充実感…移籍決断の理由や目標にも言及

2021.01.19

齊藤未月がルビンの公式インタビューに登場 [写真]=清友楓

 湘南ベルマーレからロシア1部のルビン・カザンに期限付き移籍しているMF齊藤未月が、ルビン・カザンのクラブ公式インタビューに登場した。

 現在22歳の齊藤は神奈川県藤沢市出身で、ジュニア時代から湘南でプレーしていた。小柄ながら献身的でハードなプレーもいとわない中盤のプレーヤーで、世代別日本代表としても主将として活躍。2015年にトップチーム登録となり、2016年の高校3年生時にJ1デビュー。ここまで、J1通算82試合に出場し、4得点を挙げている。

 2021年1月1日から2022年6月30日までの1年半契約でルビン・カザンに加入した齊藤は、幼少期に学んだ英語を使ってインタビューに答えた。まずは、自身初となる欧州の移籍先にルビン・カザンを選んだ理由を語っている。

「僕にとって、欧州でのプレーは初めての経験です。ルビン・カザンのほかに、ポルトガルのクラブからもオファーをいただきました。ですが、ルビン・カザンはご存知の通り、ワールドカップがロシアで開催されたときに(U-19日本代表の)トレーニングパートナーでした。なので、カザンがどんな場所か少しわかっていましたし、(ルビン・カザンが)良いチームだと思いました。それに、(レオニード・スルツキー)監督は本田圭佑選手も指導し、アジア選手について理解しています。なので、僕はルビン・カザンを選びました」

「(ロシアは)ハードな場所だというイメージを抱いています。インテンシティが高く、冬はとても寒いですね(笑)でも、Jリーグやポルトガル(プリメイラ・リーガ)、ベルギー(ジュピラー・プロ・リーグ)と比べても、レベルがとても高いリーグだと考えています」

 移籍から半月が経ち、齊藤は順調に新たな環境へと適応しているようだ。「僕はこのチームの戦術をほとんど知らなかったので、(監督とは)守備についての話をしています。僕は彼の練習や人間性が好きですし、戦術など、このチームについて知らないことはすべて教えてくれます。練習はとても大変ですね。でも、僕は練習が好きですし、チームメイトも良い人ばかりで、僕とコミュニケーションをとってくれるので快適にやれています。ダルコ(・イェヴティッチ)と(オレグ・)シャトフは同じポジションなので、いつも話しかけてくれます」と、スルツキー監督やチームメイトの助けも借りながら、快適な日常を過ごしていると語った。

 続けて齊藤は、一足先にロシア・プレミアリーグのデビューを飾っているMF橋本拳人(ロストフ)とのエピソードを交えつつ、ロシアに対して抱いていたイメージの変化などにも言及している。

「ロストフの橋本拳人選手とは友人なので、『ロシアやロシアリーグってどんな感じ?』とメッセージを送りました。彼は『住むにもいい場所だよ。寒いけど、全部がいいところだ』と言っていましたね。最初はロシア人って無口で、悪いことではないですけど日本人が好きじゃない、みたいなイメージを抱いていました。でも実際に来てみたら、気さくに話しかけてくれるいい人ばかりなので、彼らのことが好きです」

 ルビン・カザンは2020-21シーズンのロシア・プレミアリーグで現在9位。30試合中19試合を消化して、チャンピオンズリーグ予選出場圏の2位CSKAモスクワとは勝ち点差「9」、ヨーロッパカンファレンスリーグ予選出場権の4位ソチとは勝ち点差「5」という状況だ。そんななかチームに加入した齊藤は、2月28日から再開するリーグ戦に向けての目標を語った。

「シーズンは続いていくので、チームのために5ゴール5アシストは記録したいです、チームのレベルをもっともっと上げて、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグでもプレーできるようになりたいですね」

By サッカーキング編集部

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