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元ロシア代表FW、差別的発言で処分…今季残り全試合出場停止と罰金

2019.03.27

かつてレディングでプレーしていたポグレブニャク(写真は2015年) [写真]=Getty Images

 ロシアサッカー連合が、元同国代表FWパヴェル・ポグレブニャク(FKトスノ所属)に対して、出場停止処分と罰金を科した。イギリスメディア『BBC』などが報じている。

 報道によると、ポグレブニャクはロシア紙『コムソモリスカヤ・プラウダ』のインタビューにて、代表チームの選手選考についてコメント。ブラジル出身で、ロシア国籍を取得したFWアリ(クラスノダール)やDFマリオ・フェルナンデス(CSKAモスクワ)がメンバーに選ばれていることについて以下のように語ったという。

「自分は、アリがなぜロシアのパスポートを取得できたのか理解できない。黒人の選手がロシアを代表(してプレー)するのはおかしいよ」

マリオ・フェルナンデスはトップクラスの選手だが、彼のポジションにはイーゴリ・スモルニコフがいるんだ。外国人なしでも、同じようにやれるはずだ」

 ロシアサッカー連合はポグレブニャクの発言を問題視し、今シーズンの残り全試合を対象とする出場停止処分、そして罰金処分を科すことを決めたという。同選手は「インタビューではあくまで個人的な意見を述べただけで、自分はこの国で生まれ育った選手が代表チームでプレーすることが好ましいと思っているんだ。誰かを侮辱したわけではない」と話している。

 ポグレブニャクは1983年生まれの35歳。ロシア国内のクラブを渡り歩いたほか、シュトゥットガルトやフルアム、レディングでもプレーしたベテランで、現在はトスノに所属している。2005年から2012年にかけてはロシア代表にも選出されていた。

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