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スペイン、コートジボワールとの激闘制して4強進出! 延長戦の末に逆転勝利

2021.07.31

スペインとコートジボワールが対戦した [写真]=Getty Images

 東京オリンピック男子サッカー競技の準々決勝が31日に行われ、U-24スペイン代表とU-24コートジボワール代表が対戦した。

 グループCを首位で通過したスペインと、グループDを2位で突破したコートジボワールが準々決勝で激突。コートジボワールは8分、ぺナルティエリアの外からエブエ・クアシがコントロールショットを放つが、相手GKウナイ・シモンに阻まれる。

 9分、スペインにアクシデントが発生。オスカル・ミンゲサが左足のもも裏を痛めてプレー続行を断念し、ヘスス・バジェホとの交代でピッチを後にした。

 すると10分、コートジボワールが先制する。右コーナーキックからインスイングのボールが供給されると、ゴール前に生まれたスペースへとエリック・バイリーが飛び込み、足で合わせて押し込んだ。

 スペインは30分に試合を振り出しに戻す。ミケル・メリーノがペナルティエリア左のダニ・オルモに向けて、ストレート系の浮き球を供給。これをインターセプトした相手DFウィルフリード・シンゴは胸を使ってGKに渡そうとしたものの、パスは短くなり、オルモがボールを奪い返して押し込んだ。

 追いつかれたコートジボワールは、35分に決定機。ゴール前でこぼれ球に反応したユスフ・ダオは、左足ボレーで強烈な一撃を放つが、相手GKシモンの好セーブに遭う。一方のスペインは42分、左からのグラウンダークロスをミケル・オヤルサバルが押し込んだが、オフサイドで得点は認められない。試合は1-1で折り返した。

 スペインは55分、敵陣深い位置で相手GKのパスをカットし、マルコ・アセンシオがペナルティエリア手前で左足を振り抜く。しかし、ゴール左上を狙ったシュートはクロスバーに阻まれた。

 こう着状態が続くなか、スペインは82分にフアン・ミランダが直接フリーキックを狙うが、枠の上に外れる。89分にはスルーパスに抜け出したオヤルサバルがシュートを放つが、相手GKとの一対一を制すことはできない。

 すると後半アディショナルタイム1分、コートジボワールが勝ち越しの1点を奪う。左サイドから仕掛けたマックス・グラデルが左足を振り抜き、鋭いシュートを突き刺した。しかしその直後、スペインが再び追いつく。浮き球の処理をめぐってゴール前で相手DF陣に混乱が生じると、競り勝ちボールを奪ったラファ・ミルが押し込んだ。

 延長戦に突入すると、スペインは98分に相手のハンドでPKを獲得。キッカーを務めたオヤルサバルは相手GKの逆を突いて右に流し込み、逆転に成功する。延長後半終盤にはラファ・ミルがさらに2点を加えてハットトリックを達成した。

 試合はこのまま終了し、スペインが準決勝に進出した。準決勝は8月3日に行われ、スペインはU-24日本代表対U-24ニュージーランド代表の勝者と対戦する。

【スコア】
U-24スペイン代表 5-2 U-24コートジボワール代表

【得点者】
0-1 10分 エリック・バイリー(コートジボワール)
1-1 30分 ダニ・オルモ(スペイン)
1-2 90+1分 マックス・グラデル(コートジボワール)
2-2 90+3分 ラファ・ミル(スペイン)
3-2 98分 ミケル・オヤルサバル(スペイン)
4-2 117分 ラファ・ミル(スペイン)
5-2 120+1分 ラファ・ミル(スペイン)

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