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快進撃のナイジェリアに暗雲…給与未払いに不満の指揮官が大会中の辞任を希望か

2016.08.09

リオ五輪ナイジェリア代表を率いるシアシア監督 [写真]=Getty Images

 リオデジャネイロ・オリンピックのグループステージで2連勝を飾り、日本代表も所属するB組を首位で通過することが決まったナイジェリア代表。しかし、南アフリカメディア『Africanfootball』によれば、サムソン・シアシア監督が大会中の辞任を望んでいるという。

 数々のトラブルに見舞われたため、開幕戦当日にブラジルへと到着し、まともな準備もできないままリオ五輪に臨んだナイジェリア代表。

 それでも、日本を相手に5-4と打ち合いを制し、第2節のスウェーデン代表戦も1-0と勝利。2試合で勝点6を獲得し、1試合を残して決勝トーナメント進出を決めるという大きな活躍を見せている。

 ところが、どうやら現在でもトラブルの種は残っているようだ。

 チームを率いるシアシア監督は、なんとスウェーデン戦の終了とともに辞任する意向を固めていたというのだ。

 同メディアによれば、チーム関係者が以下のようにコメントしており、オーバーエイジとして参加している主将のジョン・オビ・ミケルら選手が、指揮官の慰留に努めている状況にあるようだ。

「シアシア監督は、スウェーデンに勝利したあと辞任することを望んでいた。しかし、ミケルを始めとした選手たちが、それを取り消すように懇願したんだ」

「監督は、連盟による酷い扱いに苦しんでいる。給与は5カ月間支払われておらず、成功に向けて必要なサポートも受けていない」

 シアシア監督は給与の未払いに直面していることを明らかにしており、連盟から活動資金が届かないことにも苦言を呈していた。

 なお、ナイジェリアは10日のグループステージ最終節でコロンビア代表と対戦する。

(記事提供:Qoly)

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