ユトレヒト戦に先発出場したPSVの堂安律 [写真]=Soccrates/Getty Images
エールディヴィジ第10節が19日に行われ、日本代表FW堂安律が所属するPSVはアウェイでユトレヒトと対戦した。堂安は代表戦から中3日だが、2試合連続の先発出場で72分までプレーした。
試合が動いたのは後半の立ち上がり49分、ユトレヒトが先制に成功した。ハーフウェイライン付近でスローインを受けたサンダー・ファン・デ・ストレークが相手2人の包囲を粘って突破。そのまま前線へ持ち上がりミドルシュートを放つと、DFに当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らした。
PSVは62分、堂安からパスを受けたドニエル・マレンがペナルティエリア前中央から右足シュート。GKに弾かれたボールを堂安が詰めたが、ゴールには押し込めず。反撃に出ていたPSVだったが、68分にニック・フィエルヘフェルが相手選手にタックルを見舞い、ビデオ判定により一発退場となった。さらに74分にも相手選手の足を踏んだジョリット・ヘンドリクスが、ビデオ判定により一発退場。PSVは残り約15分を9人で戦いとなった。
すると数的優位のユトレヒトは82分、アダム・マヘルがエリア前で右足を振り抜き、豪快にミドルシュートをゴール左隅に突き刺して追加点。後半アディショナルタイム3分には、エリア右でフリーになったショーン・クライベルが右足でダメ押しゴールを決めた。
試合はこのままタイムアップ。7勝2分けで無敗だったPSVは今シーズンのリーグ戦10試合目で初黒星を喫した。勝利したユトレヒトはリーグ戦でPSVに7年ぶりの白星を挙げた。
次節、PSVは27日にホームでU-22日本代表DF菅原由勢が所属するAZと、ユトレヒトは同日にアウェイでスパルタ・ロッテルダムと対戦する。
【得点者】
1-0 49分 サンダー・ファン・デ・ストレーク(ユトレヒト)
2-0 82分 アダム・マヘル(ユトレヒト)
3-0 90+3分 ショーン・クライベル(ユトレヒト)