2018.11.23

今冬最大の注目銘柄…フレンキー・デ・ヨングについて知っておきたい7つのこと

フレンキー・デ・ヨング
移籍市場最大の注目銘柄となっているフレンキー・デ・ヨング [写真]=Getty Images
「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

 冬の移籍市場オープンまで1カ月以上あるなか、ひとりの若者が各国メディアを賑わせている。フレンキー・デ・ヨング、21歳。今年9月にオランダ代表デビューを果たしたばかりのMFについては、バルセロナとマンチェスター・Cが争奪戦を繰り広げ、所属先のアヤックスは移籍金7500万ポンド(約108億円)を要求していると報じられている。ここ数カ月で急速に知名度を高め、今や移籍市場最大の注目銘柄となった同選手について、7つの情報を紹介する。

▼東京五輪世代

1997年5月12日、オランダの南ホラント州アルケルで生まれた。いわゆる“東京五輪世代”であり、ハンブルガーSVに所属する伊藤達哉やジュビロ磐田に所属する小川航基とは同学年にあたる。アヤックスのクラブ公式サイトによると、身長は181センチ。なお、名前(Frenkie)の由来は、1980年代に世界中を席巻したリヴァプール発のバンド「フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド(Frankie Goes To Hollywood)」にあるという。

▼OBのスカウトでアヤックスに

フレンキー・デ・ヨング

[写真]=Getty Images

サッカー好きの家族のもとで育ったデ・ヨングは、8歳でヴィレムⅡの下部組織に入団した。それから10年後の2015年5月にトップチームデビュー。2日後に18歳の誕生日を迎えると、数カ月後には名門アヤックスへの移籍が決定した。ヴィレムⅡのOBで、現在アヤックスでスポーツディレクターを務める元オランダ代表FWマルク・オーフェルマルス氏は、「自分が彼をスカウトした」と主張しているようだ。同氏も選手時代にヴィレムⅡからアヤックスへと移籍。その後、アーセナルとバルセロナでプレーし、世界的なウインガーとして活躍した。自身と同じようにワールドクラスの選手になって欲しいという期待があるのだろう。

▼今年9月にA代表デビュー

フレンキー・デ・ヨング

[写真]=Getty Images

U-15から各年代別代表に名を連ねるエリートで、今年9月に行われたペルーとの国際親善試合でA代表デビューを飾った。すると、10月と11月に行われたUEFAネーションズリーグでは全4試合に先発出場。ドイツ、フランスの“新旧世界王者”を相手に素晴らしいパフォーマンスを見せて、グループ首位通過の原動力となった。2-0で勝利した今月16日のフランス戦後には、敵将のディディエ・デシャン監督もデ・ヨングを称賛。「選手を1人挙げるのは難しいが、フレンキー・デ・ヨングには好印象を持っている。知的なプレーと彼のテクニックが勝敗を分けた」と称えた。

▼頑固な一面も

優れた才能の持ち主であることは昔から明らかだったが、頑固な一面もある。アヤックス入団直後は、ボールタッチを少なく、とにかくシンプルなプレーを求める、当時のクラブスタイルと相容れず、“自己流”を貫いていたという。オランダ誌『Voetball International』のインタビューでは、「僕の良さは直感にある。それは無視できないだろう?そうでなければ、僕は同世代の何千という選手と何も変わらない。『監督の要求は分かりました』と言っておいて、ピッチ上では自分の思ったようにやることもある」とコメント。ドリブルやリスクの高いパスなど、“自分の思ったこと”をやり通していた。そのため、ピーター・ボス監督から「自チームがボールを失ったのに、あまりに歩いている時間が長い」と批判されたこともある。

▼万能プレーヤー

フレンキー・デ・ヨング

[写真]=Getty Images

アヤックスでは背番号21をつけ、普段は4-3-3のアンカーポジションやダブルボランチの一角でプレーすることが多い。その他、インサイドMFやセンターバックを務めることもできるユーティリティープレーヤーだ。プレーぶりも“万能”そのもの。正確なフィードでゲームを落ち着かせることができ、なおかつ鋭い縦パスで攻撃のスイッチを入れることもできる。また、後方からのドリブル突破も大きな特徴。右足を巧みに操り、緩急の変化と鋭い反転で相手のプレスをいなす。一見、リスクの高いプレーに見えるが、リーチが長く、何より姿勢が良いため、選択に迷いや無駄がない。

▼デコとシャビを掛け合わせた選手!?

かつてバルセロナでアシスタントコーチを務めたこともあるヘンク・テン・カーテ氏は、デ・ヨングについて「デコとシャビ(エルナンデス)を掛け合わせたような選手」とコメント。シャビ本人も「バルセロナに必要なタイプの選手」とし、「セルヒオ・ブスケツに似ている」と自身の見解を述べている。またオランダテレビ局『Nos』の著名な司会者、トム・エグバーズ氏は「ルカ・モドリッチに似ていて、プレーぶりはヨハン・クライフに通ずる」と話す。ヴィレムⅡの下部組織でコーチを務めるヨス・ボヘルス氏も、オランダのレジェンドを比較対象に挙げる1人だ。「デ・ヨングは子供のようで、笑顔がかわいいんだけど、ピッチに立つとリーダーに変貌する。チームメイトたちは常に彼の言うことを聞くから、言葉1つ、表情1つで十分なんだ。クライフが選手のときもそうだったよ。彼も17歳のときには年上のチームメイトたちを従えていて、それが認められていた。フレンキーと重なる部分は多い」

▼パス成功率は90%を記録

昨シーズンはエールディヴィジで22試合に出場。パス成功率(91.5%)とドリブル成功率(93.5%)はリーグトップだった。今シーズンもリーグ戦10試合に出場し、1ゴールを記録している。予選2回戦からの登場となったチャンピオンズリーグ(CL)では、9試合でピッチに立ち、決勝トーナメント進出まであと1勝と迫っている。今季はリーグ戦、CL、UEFAネーションズリーグと、どの大会でも90%以上のパス成功率を記録。大舞台でもハイレベルなパフォーマンスを披露し続けている。

(記事/Footmedia)

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