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試合後に審判が涙…そのワケは? 蘭代表DFファン・ダイクが言及

2018.11.21

 オランダ代表とドイツ代表の試合後、ルーマニア人審判オヴィディウ・ハツェガン氏が涙を流した理由について、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール)が明かした。『BBC』が20日に伝えている。

 UEFAネーションズリーグ リーグA・グループ1の最終戦が19日に行われ、オランダ代表はドイツ代表と対戦。ファン・ダイクが土壇場ゴールを決め、試合は2-2ドローで終わっていた。そして、劇的な幕切れとなった試合の後、38歳の主審の目には涙が浮かんでいた。

『BBC』によると、ハツェガン氏の母親が試合中に死亡。同氏は試合中にそれを伝えられたが、そのまま笛を吹き続け、最後のホイッスルまで動揺を隠した。ただ、試合が終了すると、それまで我慢していた涙が自然と落ちてしまったという。

 涙の審判と試合後抱擁を交わしていたファン・ダイクは次のように話している。

「彼は母親を失ったんだ。だから彼は動揺していて、目に涙を浮かべていた。僕は彼の幸せを強く願い、『素晴らしい審判だった』と言ったよ。僕がしたことは小さなことだが、彼の助けになることを願っている」

 ハツェガン氏は、11月6日のチャンピオンズリーグ(CL)インテル対バルセロナや、昨季のヨーロッパリーグ(EL)準決勝マンチェスター・U対セルタの試合などをこれまで担当してきた。

ルーマニア人審判オヴィディウ・ハツェガン氏 [写真]=Getty Images

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