オランダFWヤンセン、ベルギー戦の脳しんとうで「20分間の記憶無い」

ヤンセン

ヤンセン(左)はミニョレ(右)と衝突し、脳しんとうを起こしていた [写真]=VI Images via Getty Images

 国際親善試合が9日に行われ、オランダ代表とベルギー代表が対戦。2018 FIFAワールドカップロシア 欧州予選を控えた両チームの一戦は、両者譲らず1-1の引き分けに終わった。

 この試合で負傷交代していたオランダ代表FWフィンチェント・ヤンセン(トッテナム)について、同国代表のダニー・ブリント監督がその現状を明かしている。10日付のイギリス紙『デイリーミラー』が伝えた。

 ヤンセンは13分、クロスに反応しエリア内に走り込むと、飛び出してきたベルギーのGKシモン・ミニョレ(リヴァプール)と衝突。ボールはパンチングによってはじき出されたが、倒れこんだヤンセンは起き上がることができず、結局27分に途中交代を余儀なくされていた。

 試合後、ブリント監督はヤンセンについて「彼の状況は複雑だ。医師は、脳しんとうで20分間の記憶を失っていると言っていた。注意して経過を見極めなければならない」と話し、同選手の状態が芳しくないことを説明した。

 この試合で他にもMFスタイン・スハールス(ヘーレンフェーン)や、FWイェレマイン・レンス(フェネルバフチェ)を負傷交代していたオランダ代表。13日のW杯欧州予選ではルクセンブルク代表と対戦するが、昨シーズンのエール・ディヴィジ得点王であるヤンセンが欠場となれば、同国にとって大きな痛手となることは間違いない。

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