ナポリ対インテルは1ー1の痛み分けに [写真]=Getty Images
セリエA第31節が18日に行われ、ナポリとインテルが対戦した。
セリエA11連勝中で、スクデット獲得へ首位を独走するインテルと、チャンピオンズリーグ出場権をかけて戦うナポリ。この試合で最初のビッグチャンスを迎えたのはインテルだった。29分、CKの流れからマルセロ・ブロゾヴィッチが中央へ速いボールを折り返すと、ゴール前のロメル・ルカクが右足で合わせるも、ボールは惜しくもバーに弾かれる。
すると37分、ナポリはスピードに乗ったロレンツォ・インシーニェが、左サイドからインテルのエリア内に侵入する。そのまま左足でニアにクロスをあげると、ボールをキャッチしようとしたGKサミール・ハンダノヴィッチが味方のDFステファン・デ・フライと交錯。こぼれたボールはそのまま転がり、ゴールネットの中へと吸い込まれた。
思わぬ形で先制を与えてしまったインテルは、直後の38分にまたもチャンスを作る。ゴール左寄りで得たFKをクリスティアン・エリクセンが中央へ送ると、ゴール正面のルカクに当たってコースが変わる。だが今度は、ボールがポストを叩いて得点とはならず。試合はナポリのリードでハーフタイムへと入った。
後半へ入ると55分、インテルは右サイドからアクラフ・ハキミがクロスをあげると、ファーでの折り返しは防がれるも、そのこぼれ球にエリクセンが反応。ダイレクトで左足を振り抜くと、コースを狙ったシュートがナポリゴールを破った。インテルが後半立ち上がりに試合を振り出しに戻す。
CL出場権の確保に向け勝ち越したいナポリは、64分にFKからジョバンニ・ディ・ロレンツォがヘディングシュートを放つも、これはわずかに枠の左へと外れる。拮抗した展開に、両チームは時間が経つにつれ、ドリース・メルテンス、アレクシス・サンチェス、イヴァン・ペリシッチらのタレントをピッチへと送り出した。
そして80分には、再びナポリがインテルゴールに迫る。ボールを受けたマッテオ・ポリターノが細かいタッチで敵陣深くに運ぶと、わずかなコースから右足で強烈なシュート。しかしこれはクロスバーに弾かれ、ゴールとはならなかった。
試合はこのまま終了。首位のインテルはこれでセリエAの連勝が「11」でストップし、ナポリはCL出場権を争うユヴェントスの敗戦を生かし切ることができず。痛み分けといえる1-1のドローとなった。
次節、インテルは21日にアウェイでスペツィアと、ナポリは22日にホームでラツィオと、対戦する。
【得点者】
1-0 37分 サミール・ハンダノヴィッチ(オウンゴール/ナポリ)
1-1 55分 クリスティアン・エリクセン(インテル)
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