セリエAの有観客開催は来シーズンから？　伊スポーツ相が言及「9月頃には…」

　イタリアのスポーツ相ヴィンチェンツォ・スパダフォーラ氏が、スポーツイベントの有観客開催についてコメントした。イタリアメディア『フットボールイタリア』が伝えている。

　イタリアは新型コロナウイルスの影響を強く受け、セリエAは第27節以降の試合を一時中断。現在は再開し、無観客で開催している。

　スパダフォーラ氏は国会の質疑応答で、保健大臣と技術・科学委員会（CTS）と話し合いを勧め、有観客での開催に向けて動いているとコメントした。

「健康上の問題で緊急事態が起こりすべてを中断せざるを得なくなった。今では徐々に再開している。現在は私たちの警戒心も元に戻り、最終的には再び試合を開催することができている。保健大臣とCTSと話し合いを続けているが、スポーツ活動を再開するために行ってきた慎重な姿勢をキープしなければならない。9月にスタジアム（にファンを入れての開催）を再開するためには、すべての条件を整える準備をしなければならない」

「観客の数を限るという条件があるのは事実だ。1万人から1万2000人の観客が同じ場所に詰めかけるのは危険だ。このフローを管理する方法を考える必要がある。リーグ戦の終わりまであと2週間となり、連盟とリーグと一緒にこの大会を（有観客で）開催するのは難しいだろう。私のコミットメントは9月頃にこの計画を実行することだ」