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冨安、“本職”センターバックで好プレーも終盤に失点関与…伊紙「冨安のミスだった」

2020.07.14

センターバックでプレーも、同点とされる失点に関与してしまった冨安 [写真]=Getty Images

 セリエA第32節が12日に実施され、日本代表DF冨安健洋が所属するボローニャパルマと対戦した。この試合について、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が選手評価を発表している。

 この試合も、冨安は右サイドバックで先発出場。試合は開始早々、DFダニーロ・ラランジェイラのゴールでボローニャが先制点を手にする。そして16分には冨安が右サイドを突破。深い位置からクロスを送ると、受けたMFロベルト・ソリアーノが得点しボローニャが2点目を奪取。冨安は今季3アシスト目を記録した。

 しかし前半終了間際、ボローニャはセンターバックの一角マッティア・バーニが足を負傷。交代でDFイブライマ・エムバイェが右サイドバックに投入され、冨安がセンターバックに回った。

 後半、ボローニャは安定した試合運びを見せ、冨安も“本職”センターバックで上々のプレーを披露。試合はこのままボローニャが勝利するかと思われた。しかしアディショナルタイムに1点を失うと、ラストプレーで冨安が痛恨のプレー。パルマDFリッカルド・ガリオーロがクロスを供給すると、冨安は中央でFWロベルト・イングレーゼと競り合う。イングレーゼの寄せに冨安はバランスを失ってしまい、同選手にゴールを決められてしまう。ボローニャは土壇場で同点に追いつかれた。試合はそのまま終了し、ボローニャは勝ち点2が指先からこぼれ落ちる結果となった。

『ガゼッタ』紙は試合を通じての冨安のパフォーマンスを評価し、採点は「6」とした。しかし、終了間際の失点には言及し、「積極的でタイミングのいい攻撃参加。途中からセンターバックにポジションを移し、冷静で、注意深くプレーした。ただ、2-2の同点弾は冨安のミスだった」と寸評を記した。

 なお、ボローニャ内での最高評価はMFガリー・メデルの「7」。パルマではイングレーゼの「5.5」が最高点となっている。

 ボローニャは次節、15日にホームでナポリとの一戦を迎える。

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