2019.05.25

市場価値はいくら?…今季の欧州5大リーグで評価を上げた選手/下げた選手

[写真]=Getty Images
「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

 欧州5大リーグの2018-19シーズンは、今週末に行われるセリエAとリーグ・アンの最終節をもって全日程を終了する。

 前評判どおりの活躍を見せた選手もいれば、この1年で大ブレイクを果たした選手、また復活を遂げた選手もいるだろう。一方で、期待を裏切った選手たちも少なくない。そこで今回は、移籍情報サイト『Transfermarkt』が算出している市場価格に基づいて、今季の欧州5大リーグで最も評価を上げた選手、評価を下げた選手を調べてみた。

※情報はすべて5月24日時点のもの
※市場価値は『Transfermarkt.de』を参照。(日本円は5月24日時点のレートで換算)
※以下、表記は「順位 選手名(ポジション/所属クラブ/国籍/年齢)」の順

写真=ゲッティイメージズ

市場価値を最も高めた選手トップ10 (上昇率ランキング)

 まずは今季、最も評価を上げた選手を紹介しよう。2018年7月1日を基準に市場価格の“上昇率”が最も高かった選手トップ10をピックアップした。市場価格はピッチ上でのパフォーマンスに加えて将来性も考慮されるため、20歳前後の若手有望株がランキングを独占した。

 1位に輝いたのは、U-20ブラジル代表DFエメルソン。今冬の移籍市場でバルセロナが獲得した後、ベティスにレンタル移籍した右サイドバックだ。南米から初の欧州上陸を果たしたこともあって、市場価格の上昇率は驚異の11900%を記録した。2位は「韓国の神童」として注目が集まるバレンシアのMFイ・カンイン。彼に加えて、フランクフルトのDFエヴァン・ヌディカ(4位)とベティスのFWディエゴ・ライネス(10位)は、ポーランドで開催中のU-20ワールドカップに参戦中。同大会の活躍次第では、さらなる“価格上昇”もありうる。

 U-20ワールドカップの出場資格を持つものの、U-21欧州選手権と日程がバッテイングしたために不参加となったMFニコラ・ザニオーロ(7位)も今季、大きく名を上げた一人だろう。同じセリエAでは、昨夏にジェノア、そして今冬にミランへと引き抜かれたFWクリシュトフ・ピョンテクが6位にランクイン。2人の市場価値は共に4000万ユーロ(約49億円)で、1年前のおよそ40倍となった。

1位 エメルソン(ベティス/ブラジル/DF/20歳)


現在の市場価値:600万ユーロ
上昇額:595万ユーロ
上昇率:11900%

2位 イ・カンイン(バレンシア/韓国/MF/18歳)


現在の市場価値:600万ユーロ
上昇額:595万ユーロ
上昇率:7400%

3位 オザン・カバク(シュトゥットガルト/トルコ/DF/19歳)


現在の市場価値:1000万ユーロ
上昇額:985万ユーロ
上昇率:6566.7%

4位 エヴァン・ヌディカ(フランクフルト/フランス/DF/19歳)


現在の市場価値:2200万ユーロ
上昇額:2160万ユーロ
上昇率:5400%

5位 セルヒオ・レギロン(レアル・マドリード/スペイン/DF/22歳)


現在の市場価値:1500万ユーロ
上昇額:1470万ユーロ
上昇率:4900%

6位 クリシュトフ・ピョンテク(ミラン/ポーランド/FW/23歳)


現在の市場価値:4000万ユーロ
上昇額:3910万ユーロ
上昇率:4344.4%

7位 ニコロ・ザニオーロ(ローマ/イタリア/MF/19歳)


現在の市場価値:4000万ユーロ
上昇額:3900万ユーロ
上昇率:3900%

7位 ヤコブ・ブルーン・ラーセン(ドルトムント/デンマーク/FW/20歳)


現在の市場価値:2000万ユーロ
上昇額:1950万ユーロ
上昇率:3900%

9位 リドレ・バク(マインツ/ドイツ/MF/21歳)


現在の市場価値:400万ユーロ
上昇額:388万ユーロ
上昇率:3100%

10位 ジョエリントン(ホッフェンハイム/ブラジル/FW/22歳)


現在の市場価値:3500万ユーロ
上昇額:3375万ユーロ
上昇率:2700%

10位 ディエゴ・ライネス(ベティス/メキシコ/FW/18歳)


現在の市場価値:1400万ユーロ
上昇額:1350万ユーロ
上昇率:2700%

10位 ハーヴェイ・バーンズ(レスター/イングランド/MF/21歳)


現在の市場価値:700万ユーロ
上昇額:675万ユーロ
上昇率:2700%

市場価値を最も下げた選手トップ10 (下落額ランキング)

 では、2018-19シーズンに最も評価を下げた選手は誰なのか。こちらは市場価値の“下落率”ではなく、“下げ幅(下落額)”が最も大きかった選手を順に並べてみた。

 2500万ユーロ(約31億円)の下げ幅を記録して、不名誉な1位となったのはマンチェスター・UのFWアレクシス・サンチェスとレアル・マドリードのDFマルセロ。どちらも度重なる負傷に悩まされて、満足のいくパフォーマンスを見せられなかった。不本意なシーズンを過ごしたのは、レアル・マドリードのFWギャレス・ベイル、アトレティコ・マドリードのFWジエゴ・コスタ、アーセナルのMFメスト・エジルも同じだろう。

 今季を象徴する選手と言えば、トーマス・ミュラーマッツ・フンメルスジェローム・ボアテングのバイエルントリオのことも忘れてはならない。今年3月に、ドイツ代表を率いるヨアヒム・レーヴ監督から突然の“構想外宣告”を告げられたことは記憶に新しい。この出来事が市場価格の査定にどの程度の影響を及ぼしたのかは分からないが、「代表」の肩書きがなくなれば評価額がおのずと下がっていくことは容易に想像がつくだろう。

 一方、リオネル・メッシが3位、アルトゥーロ・ビダルが9位に入ったことは興味深い。特にメッシは昨季を下回るプレーを見せたとは言い難いが、市場価格は大幅ダウン。全体を見渡しても分かるように、下落額が大きかった選手はいずれも30歳前後であり、市場価値を算出するうえで“年齢”が大きな要素を占めていることが分かる。

1位 アレクシス・サンチェス(マンチェスター・U/チリ/FW/30歳)


現在の市場価値:4500万ユーロ
下落額:-2500万ユーロ
下落率:-35.7%

1位 マルセロ(レアル・マドリード/ブラジル/DF/31歳)


現在の市場価値:3500万ユーロ
下落額:-2500万ユーロ
下落率:-41.7%

3位 リオネル・メッシ(バルセロナ/アルゼンチン/FW/31歳)


現在の市場価値:1億6000万ユーロ
下落額:-2000万ユーロ
下落率:-11.1%

3位 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン/ポーランド/FW/30歳)


現在の市場価値:7000万ユーロ
下落額:-2000万ユーロ
下落率:-22.2%

3位 ギャレス・ベイル(レアル・マドリード/ウェールズ/FW/29歳)


現在の市場価値:7000万ユーロ
下落額:-2000万ユーロ
下落率:-22.2%

3位 トーマス・ミュラー(バイエルン/ドイツ/FW/29歳)


現在の市場価値:4000万ユーロ
下落額:-2000万ユーロ
下落率:-33.3%

3位 マッツ・フンメルス(バイエルン/ドイツ/DF/30歳)


現在の市場価値:4000万ユーロ
下落額:-2000万ユーロ
下落率:-33.3%

3位 ジエゴ・コスタ(アトレティコ・マドリード/スペイン/FW/30歳)


現在の市場価値:4000万ユーロ
下落額:-2000万ユーロ
下落率:-33.3%

9位 アルトゥーロ・ビダル(バルセロナ/チリ/MF/32歳)


現在の市場価値:1800万ユーロ
下落額:-1700万ユーロ
下落率:-48.6%

10位 メスト・エジル(アーセナル/ドイツ/MF/30歳)


現在の市場価値:1800万ユーロ
下落額:-1500万ユーロ
下落率:-48.6%

※エジルの他9名も、下落額が1500万ユーロを記録した。
イスコ(レアル・マドリード/スペイン/27歳)
セルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチ(ラツィオ/セルビア/24歳)
トマ・レマル(アトレティコ・マドリード/フランス/23歳)
アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード/スペイン/26歳)
ゴンサロ・イグアイン(チェルシー/アルゼンチン/31歳)
アドリアン・ラビオ(パリ・サンジェルマン/フランス/24歳)
セルヒオ・ラモス(レアル・マドリード/スペイン/33歳)
ジェローム・ボアテング(バイエルン/ドイツ/30歳)
ラジャ・ナインゴラン(インテル/ベルギー/31歳)

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