2019.01.24

昨夏移籍組の最新市場価値で見る、最も“お買い得”だった選手は?

リチャーリソン、ジョルジーニョ、C・ロナウド、クルトワ、ファビーニョ、ゲンドゥージ、アリソン、ロドリゴ、トレイラ、シャチリ
昨夏、欧州5大リーグに移籍した選手たち [写真]=Getty Images
「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

 昨夏の移籍組で最も“お買い得”だったのはどの選手なのだろうか――。


 FIFA(国際サッカー連盟)の公式データを管理するスイスのスポーツ研究国際センター(CIES)は21日、昨夏、欧州5大リーグに移籍した選手の市場価値に関するレポートを発表。クラブ間で発生した移籍金とCIESが分析した現在の市場価値とを比較し、その差額を明らかにしている。

 2018-19シーズン開始から半年あまりが経過した今、クラブが支払った移籍金を大きく上回る価値を持った選手は誰なのか。ランキング形式で20名紹介する。

*日本円は1月23日時点のレートで換算
*各選手の移籍金と市場価値はCIESのレポートを参照
*CIESの市場価値評価アルゴリズムは、選手の市場価値を決定するために年齢、契約、ポジション、リーグ、といった多くの変数を考慮している
*本稿ではフリートランスファーによる移籍選手は対象外とした

写真=Getty Images

▼20位 ジョルジーニョ(ナポリ→チェルシー)
差額:1820万ユーロ(約23億円)
現在の市場価値:7520万ユーロ(約94億円)
移籍金:5700万ユーロ(約71億円)

▼19位 クリシュトフ・ピョンテク(クラコヴィア→ジェノア)
差額:1840万ユーロ(約23億円)
現在の市場価値:2290万ユーロ(約29億円)
移籍金:450万ユーロ(約6億円)

▼18位 ティロ・ケーラー(シャルケ→パリ・サンジェルマン)
差額:1850万ユーロ(約23億円)
現在の市場価値:5550万ユーロ(約69億円)
移籍金:3700万ユーロ(約46億円)

▼17位 ジョナタン・イコネ(パリ・サンジェルマン→リール)
差額:1940万ユーロ(約24億円)
現在の市場価値:2440万ユーロ(約30億円)
移籍金:500万ユーロ(約6億円)

▼16位 フェリペ・アンデルソン(ラツィオ→ウェストハム)
差額:1990万ユーロ(約25億円)
現在の市場価値:5690万ユーロ(約71億円)
移籍金:3700万ユーロ(約46億円)

▼15位 リチャーリソン(ワトフォード→エヴァートン)
差額:2020万ユーロ(約25億円)
現在の市場価値:7620万ユーロ(約95億円)
移籍金:5600万ユーロ(約70億円)

▼14位 アルバン・ラフォン(トゥールーズ→フィオレンティーナ)
差額:2090万ユーロ(約26億円)
現在の市場価値:2940万ユーロ(約37億円)
移籍金:850万ユーロ(約11億円)

▼13位 アラサン・プレア(ニース→ボルシアMG)
差額:2170万ユーロ(約27億円)
現在の市場価値:4470万ユーロ(約56億円)
移籍金:2300万ユーロ(約29億円)

▼12位 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード→ユヴェントス)
差額:2220万ユーロ(約28億円)
現在の市場価値:1億2720万ユーロ(約159億円)
移籍金:1億500万ユーロ(約131億円)

▼11位 クレマン・ラングレ(セビージャ→バルセロナ)
差額:2700万ユーロ(約34億円)
現在の市場価値:6200万ユーロ(約77億円)
移籍金:3500万ユーロ(約43億円)

▼10位 ブライアン・クリスタンテ(アタランタ→ローマ)
差額:2720万ユーロ(約34億円)
現在の市場価値:5720万ユーロ(約71億円)
移籍金:3000万ユーロ(約37億円)
*今季はアタランタから買い取り義務付のレンタルでローマに加入。

▼9位 ティボー・クルトワ(チェルシー→レアル・マドリード)
差額:2950万ユーロ(約37億円)
現在の市場価値:6950万ユーロ(約87億円)
移籍金:4000万ユーロ(約50億円)

▼8位 ファビーニョ(モナコ→リヴァプール)
差額:3150万ユーロ(約39億円)
現在の市場価値:8650万ユーロ(約108億円)
移籍金:5500万ユーロ(約69億円)

▼7位 アリソン(ローマ→リヴァプール)
差額:3310万ユーロ(約41億円)
現在の市場価値:1億560万ユーロ(約132億円)
移籍金:7250万ユーロ(約91億円)

▼6位 マテオ・ゲンドゥージ(ロリアン→アーセナル)
差額:3420万ユーロ(約43億円)
現在の市場価値:4320万ユーロ(約54億円)
移籍金:900万ユーロ(約11億円)

▼5位 ジョアン・カンセロ(バレンシア→ユヴェントス)
差額:3760万ユーロ(約47億円)
現在の市場価値:7800万ユーロ(約97億円)
移籍金:4040万ユーロ(約50億円)

▼4位 ファビアン・ルイス(ベティス→ナポリ)
差額:4010万ユーロ(約50億円)
現在の市場価値:7010万ユーロ(約87億円)
移籍金:3000万ユーロ(約37億円)

▼3位 ジェルダン・シャキリ(ストーク→リヴァプール)
差額:4030万ユーロ(約50億円)
現在の市場価値:5500万ユーロ(約68億円)
移籍金:1470万ユーロ(約18億円)

▼2位 ルーカス・トレイラ(サンプドリア→アーセナル)
差額:4430万ユーロ(約55億円)
現在の市場価値:7430万ユーロ(約92億円)
移籍金:3000万ユーロ(約37億円)

▼1位 ロドリゴ・エルナンデス(ビジャレアル→アトレティコ・マドリード)
差額:4510万ユーロ(約56億円)
現在の市場価値:7010万ユーロ(約87億円)
移籍金:2500万ユーロ(約31億円)

 栄えある1位に輝いたのは、スペイン代表MFロドリゴ・エルナンデスだった。昨夏、ビジャレアルからアトレティコ・マドリードに移籍した同選手の移籍金と市場価値の差額は4500万ユーロ以上。現在の市場価値(約87億円)は、移籍金(約31億円)の3倍近くになる。ここまで公式戦28試合に出場し、加入1年目から不可欠な存在となった。アトレティコにとっては良い投資だったと言えるだろう。

ロドリゴ・エルナンデス

ロドリゴ・エルナンデス

 続いて2位に入ったのは、アーセナルのウルグアイ代表MFルーカス・トレイラ。ロドリゴの額にはわずかに届かなかったが、4000万ユーロ以上の差額を記録した。ロシアワールドカップで披露した実力をプレミアリーグの舞台でも発揮している。

ルーカス・トレイラ

ルーカス・トレイラ

 アーセナルではさらに、ロリアンから加入したマテオ・ゲンドゥージが6位にランクイン。同選手に至っては、市場価値(約54億円)が移籍金(約11億円)の約5倍を記録し、この半年で急速に評価を高めた。トレイラは22歳、ゲンドゥージは19歳とまだ若く、今後もまだ伸びしろが期待できる。

マテオ・ゲンドゥージ

マテオ・ゲンドゥージ

 一方、33歳でセリエA初挑戦、さらに移籍金が1億ユーロ超えと超高額ながら、今回のランキングに名を連ねたのがポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(12位)だ。CIESは1億2720万ユーロ(約159億円)の市場価値があると発表。ユヴェントスには、2220万ユーロ(約28億円)の“お釣り”が出てもおかしくないと分析している。新たな環境にもすぐに適応し、なおかつ得点ランキングトップタイのゴール数を記録。これは驚異的と言うしかない。

クリスティアーノ・ロナウド

クリスティアーノ・ロナウド

 なおクラブ別では、リヴァプールから最多3名がトップ20にランクインを果たした。開幕からスタメンの座を確保したブラジル代表GKアリソン(7位)とは違って、スイス代表MFジェルダン・シャチリ(3位)とブラジル代表MFファビーニョ(8位)は苦しい序盤戦を過ごしたが、次第に本領を発揮。複数のポジションをこなせる“便利屋”としても有能で、リーグ前半戦を無敗で折り返したチームに欠かせない戦力となっている。リヴァプールは昨夏だけで200億円を超える大型補強を行ったが、投資に見合うだけの成果をあげており、フロントも満足しているはずだ。

アリソン、シャチリ、ファビーニョ

(左から)アリソン、シャチリ、ファビーニョ

(記事/Footmedia)

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