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下部組織出身の有望株たちの今 ~ユヴェントス編~

2018.12.14

ユヴェントスの下部組織で育った選手たち [写真]=Getty Images

 欧州トップクラブの下部組織で育ち、“期待のホープ”と称された選手たちの現況を紹介するシリーズ。第12回目は、今季からU-23チームを立ち上げるなど、育成面においても新たな試みをスタートさせたユヴェントス編をお届けする。

*2013年以降にクラブの下部組織に在籍した選手を対象とした
*カッコ内は(生年月日/国籍/所属クラブ/ポジション)

写真=Getty Images

■エミル・アウデロ

エミル・アウデロ

(1997年1月18日/イタリア/サンプドリア/GK)
経歴:ユヴェントス→ヴェネツィア(レンタル)→サンプドリア(レンタル)

インドネシア人の父とイタリア人の母のもと、インドネシアで生まれたアウデロ。その後まもなくイタリアに移住すると、11歳のときにユヴェントスの下部組織に入団した。本格ブレイクを遂げたのは昨季のこと。自身初のレンタル移籍でヴェネツィアに加入すると、2部リーグで35試合に出場、U-21イタリア代表デビューも飾った。今季もレンタル先のサンプドリアで正守護神を務めるなど、着実にステップアップを続けている。

■ホルドゥル・マグヌソン

ホルドゥル・マグヌソン

(1993年2月11日/アイスランド/ユヴェントス/DF)
経歴:ユヴェントス→スペツィア(レンタル)→チェゼーナ(レンタル)→ブリストル・シティ→CSKAモスクワ

2011年、母国アイスランドのフラム・レイキャヴィークからユヴェントスの下部組織に加入。2013-14シーズンにはトップチームへの昇格を果たしたが、公式戦での出番はなかった。3シーズンのレンタル移籍を挟んだのち2016年に退団。イングランドでのプレーを経て、今季からCSKAモスクワに所属する。

■ダニエレ・ルガーニ

ダニエレ・ルガーニ

(1994年7月29日/イタリア/ユヴェントス/DF)
経歴:ユヴェントス→エンポリ(レンタル)→ユヴェントス

エンポリの下部組織で本格的にサッカーを始め、2012年にユヴェントスに加入。プリマヴェーラで1年間プレーしたあと、レンタル移籍という形で古巣に戻ると、2014-15シーズンにはセリエAベストイレブンに選出されるほどの活躍を見せた。しかし、ユヴェントスではジョルジョ・キエッリーニとレオナルド・ボヌッチの“ビッグ2”が立ちはだかっており、なかなか出場機会を得られていない。

■フェデリコ・マッティエッロ

フェデリコ・マッティエッロ

(1995年7月14日/イタリア/ボローニャ/DF)
経歴:ユヴェントス→キエーヴォ(レンタル)→SPAL(レンタル)→アタランタ→SPAL(レンタル)→ボローニャ(レンタル)

13歳でユヴェントスに入団すると、2012-13シーズンにはルガーニらと共にコッパ・イタリア・プリマヴェーラを制覇。2014年11月にはトップチームデビューを飾り、クラブの将来を担うDFの一人として注目を集めた。しかし、2度のレンタル移籍を経て、今年1月にアタランタへ完全移籍。その後もSPAL、そして今季はボローニャへ貸し出されるなど、流浪のキャリアを歩んでいる。

■フィリッポ・ロマーニャ

フィリッポ・ロマーニャ

(1997年5月26日/イタリア/カリアリ/DF)
経歴:ユヴェントス→ノヴァーラ(レンタル)→ブレシア(レンタル)→カリアリ

インテルが獲得に乗り出すなか、ユヴェントス入りが決まったのが2011年のこと。その後、プリマヴェーラでキャプテンを務めるなど、将来のリーダー候補として着実な成長を遂げた。しかし、トップチームの壁は厚く、昨年夏にカリアリへ完全移籍。新天地では1年目からリーグ戦23試合に出場するなど主軸の一人として活躍しており、冷静な読みを生かした好守備でチームを支えている。

■ポル・リロラ

ポル・リロラ

(1997年8月13日/スペイン/サッスオーロ/DF)
経歴:ユヴェントス→サッスオーロ(レンタル→完全)

2015年にレンタル移籍という形でエスパニョールからユヴェントスの下部組織に加入。攻撃力のある右サイドバックとしてすぐに頭角を現し、半年後には完全移籍が成立した。しかし、トップチームの分厚い選手層に阻まれ、2016年にサッスオーロへレンタル移籍。1年目からリーグ戦22試合に出場するなど実績を残すと、Uターンすることなく完全移籍が決まった。

■ロジェリオ

ロジェリオ

(1998年1月13日/ブラジル/サッスオーロ/DF)
経歴:ユヴェントス→サッスオーロ(レンタル)

2016年、ブラジルのインテルナシオナルからサッスオーロの下部組織に入団すると、同年にユヴェントスに引き抜かれた。昨年夏には、2年間のレンタルで古巣サッスオーロへ復帰。するとシーズン後半戦以降に定位置を奪取し、2年目の今季は開幕から左サイドバックのレギュラーを務めている。来夏の移籍が噂されるアレックス・サンドロの後釜として、ユヴェントス復帰が濃厚のようだ。

■ワシム・ブーイ

ワシム・ブーイ

(1993年6月11日/オランダ/ズヴォレ/MF)
経歴:ユヴェントス→ブレシア(レンタル)→ハンブルガーSV(レンタル)→パナシナイコス(レンタル)→ズヴォレ(レンタル)→パレルモ(レンタル)→ズヴォレ(レンタル)→リーズ→クルトゥラル・レオネサ(レンタル)→ズヴォレ(レンタル)

U-15からオランダ代表で活躍し、その豊かな将来から「新たなオランダの至宝」と呼ばれた逸材。2012年にアヤックスからユヴェントスのプリマヴェーラへ移籍した際には、同胞の先輩である「エドガー・ダービッツのような選手になりたい」と抱負を語っていたが、トップチームでは1試合の出場にとどまった。レンタル移籍を繰り返したのち、2017年に退団。今季は自身通算8度目のレンタル移籍により、ズヴォレでプレーしている。

■アンドレス・テージョ

アンドレス・テージョ

(1996年9月6日/コロンビア/ベネヴェント/MF)
経歴:ユヴェントス→カリアリ(レンタル)→エンポリ(レンタル)→バーリ(レンタル)→ベネヴェント

2015年に母国コロンビアのエンビガドからユヴェントスに加入。スピードに乗ったドリブル突破と多彩なキックが魅力のサイドアタッカーで、同胞の先輩であるフアン・グアルダードの後継者としても期待を集めた。しかし3度のレンタル移籍を経験したのち、今夏にベネヴェントへ完全移籍。契約には買い戻しオプションがついており、再びトリノに戻ってくる可能性はある。

■ルカ・クレメンツァ

ルカ・クレメンツァ

(1997年7月9日/イタリア/パドヴァ/MF)
経歴:ユヴェントス→アスコリ(レンタル)→パドヴァ(レンタル)

ユヴェントスのプリマヴェーラで10番を背負ったこともある左利きのアタッカー。ケガに苦しんだ時期もあったが、パウロ・ディバラを彷彿とさせるプレースタイルで“未来のスター候補生”として注目を集めている。昨季はセリエBのアスコリにレンタル移籍し、公式戦30試合に出場。今季はパドヴァで2度目の武者修行をすることになり、さらなる成長が期待されている。

■フェルディナンド・デル・ソーレ

フェルディナンド・デル・ソーレ

(写真は今年4月のもの)

(1998年1月17日/イタリア/ペスカーラ/MF)
経歴:ユヴェントス→ペスカーラ(レンタル)→ユヴェントス→ペスカーラ(レンタル)

スピードに乗ったドリブル突破とカットインしてからのシュートを得意とするウインガー。マルコ・ヴェッラッティ(現パリ・サンジェルマン)やロレンツォ・インシーニェ(現ナポリ)などをブレイクさせたズデネク・ゼーマン監督に才能を見出され、昨年8月にペスカーラでプロデビューを果たした。その直後にユヴェントスへの移籍が決定。今季はレンタル移籍という形で古巣に在籍しているが、ゆくゆくはフェデリコ・ベルナルデスキやドウグラス・コスタのような存在になることが期待されている。

■ギド・バダラ

ギド・バダラ

(写真は昨年12月のもの)

(1997年2月8日/アルゼンチン/ウニベルシダ・デ・コンセプシオン/FW)
経歴:ボカ・ジュニオルス→ユヴェントス(レンタル)→ウニオン・デ・サンタフェ(レンタル)→ウニベルシダ・デ・コンセプション(レンタル)

2015年、カルロス・テベスのボカ・ジュニオルス復帰を認める代わりにユヴェントスが要求したのが、有望な若手選手の譲渡だった。そこで指名されたのが、「ネクスト・メッシ」と称されたバダラである。イタリアでの挑戦は決して悪いものではなく、プリマヴェーラで6得点6アシストを記録。しかし、買い取りオプションが行使されることはなく、欧州生活は1シーズンで終わりを告げた。

■アンドレア・ファヴィッリ

アンドレア・ファヴィッリ

(写真は今年7月のもの)

(1997年5月17日/イタリア/ジェノア/FW)
経歴:リヴォルノ→ユヴェントス(レンタル)→アスコリ(レンタル→完全)→ユヴェントス→ジェノア(レンタル)

元イタリア代表FWクリスティアン・ヴィエリを彷彿とさせる大型ストライカーとして、2015年に1年間のレンタルでユヴェントスに加入。翌年にセリエAデビューを飾るなど確かな爪痕を残すと、2部アスコリで得点を量産して、今夏にユヴェントスへの完全移籍を勝ち取った。出場機会を確保するため今季はジェノアでプレーするが、プレシーズンのバイエルン戦で2ゴールを奪うなどポテンシャルの高さは証明済みだ。

■マッティア・ヴィターレ

マッティア・ヴィターレ

(写真は2016年7月のもの)

(1997年10月1日/イタリア/SPAL/MF)
経歴:ユヴェントス→ランチャーノ(レンタル)→チェゼーナ(レンタル)→ヴェネツィア(レンタル)→SPAL(レンタル→完全)

2011年にボローニャからユヴェントスのプリマヴェーラに加入すると、17歳でトップチームデビュー。マッシミリアーノ・アッレグリ監督も「非常に頭の良い選手」と評価するなど、近い将来のブレイクが期待された。しかしその後は伸び悩み、今年1月にレンタル先のSPALへの完全移籍が発表された。

■モイーズ・キーン

モイーズ・キーン

(2000年2月28日/イタリア/ユヴェントス/FW)
経歴:ユヴェントス→ヴェローナ(レンタル)→ユヴェントス

スピードとテクニックを兼備する期待の新星として、2016-17シーズンにトップチームデビュー。2000年生まれの選手としては初となるチャンピオンズリーグ(CL)出場も果たした。ヴェローナへのレンタル移籍を経て迎えた今季はリーグ戦1試合の出場にとどまっているが、11月にA代表デビューを果たすなど、順調にスターへの階段を上っている。

(記事/Footmedia)

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