2018.08.15

【コラム】開幕が近づくセリエA、上位チームの補強成果は?

クリスティアーノ・ロナウド
C・ロナウドの加入によって、ユーヴェ本拠地の年間シートはすでに完売した [写真]=Getty Images
イタリア・ジャーナリスト協会会員。ミラノ在住。

 セリエAの新シーズン開幕まで、あと3日と迫った。選手たちは国外のビッグクラブとの親善試合で調整をしながら、コンディションを上げてきている。これまでにほぼ各クラブのメルカート事情は整ってきたようなので、今回は上位4チームに絞ってその成果を見ていきたい。

 ユヴェントスは何と言っても、クリスティアーノ・ロナウドを獲得したことがトップに挙げられる。国内ではリーグ7連覇と、他のクラブがどうしてももぎとれなかったスクデットを我が物にしている常勝軍団も、欧州制覇は叶わなかった。そこに新たなモチベーションを求めて、C・ロナウドが加入。戦力だけではなく、チーム全体の士気が上がるのは当たり前だろう。

 ディフェンス面ではレオナルド・ボヌッチが復帰し、センターバックでジョルジョ・キエッリーニと再びコンビを組む。またインテルからサイドバックのジョアン・カンセロが加入。マッシミリアーノ・アッレグリ監督がどう使いこなしていくかが楽しみだ。

 ナポリはどうだろうか。アッズーリではなく、クラブの指揮を執りたいというカルロ・アンチェロッティ監督がイタリアに戻ってきた。セリエAでの上位争いはもちろんのこと、チャンピオンズリーグでベスト16の壁を越えられるかがポイントになるだろう。今夏はベティスから左サイドハーフのファビアン・ルイスを獲得。マレク・ハムシクを司令塔とすることで中盤に厚みが出てくるだろう。マウリツィオ・サッリ監督が作り上げた4-3-3のナポリをもう一段階飛躍させるためには今シーズンが正念場だ。アンチェロッティ監督の経験値に期待が高まる。

アンチェロッティ

アンチェロッティはユーヴェの8連覇を阻止することができるだろうか [写真]=Getty Images

 ローマはМFラジャ・ナインゴラン、GKアリソン・ベッカーというレギュラークラスを放出。代わりに補強したスウェーデン代表GKロビン・オルセンは未知数だが、中盤ではハビエル・パストーレ、いずれイタリア代表を背負う存在になるであろうブライアン・クリスタンテを獲得した。セリエAの経験もあるパストーレはトップ下でもプレーができ、テクニックのレベルが高い。エディン・ジェコとともに攻撃面でチームを引っ張ってほしい存在である。

 インテルはレギュラー陣の半分ほどが新加入の選手となりそうだ。ナインゴランは故障のため初戦には間に合いそうにもない。しかし、同じMFのマッテオ・ポリターノを獲得している。ルチアーノ・スパレッティ監督の下、アントニオ・カンドレーヴァに代わって右サイドハーフでプレーすることになるだろう。

文=赤星敬子

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