2018.04.06

【コラム】クアドラードが復活弾! 常勝軍団ユヴェントス、7連覇へラストスパート開始

ファン・クアドラード
ミラン戦でゴールを決めたクアドラード [写真]=Juventus FC via Getty Images
イタリア・ジャーナリスト協会会員。ミラノ在住。

 セリエA第30節ではホームのユヴェントスがミランを3-1で破り、首位を守った。2位のナポリが引き分けたため、勝ち点差は「4」に。ミラン戦の勝利はマッシミリアーノ・アッレグリ監督が予測した通りのものだった。

 代表ウィークに突入する前、第29節SPAL戦はまさかのスコアレスドロー。セリエBからの昇格組であり、残留を争うSPALを相手にだ。このドローで、昨年12月17日の第17節ボローニャ戦からの連勝は12でストップした。

 試合後にアッレグリ監督は会見で次のようにコメントした。「我々が首位であることに変わりはない。おそらくチームには少しの休息が必要だ。(代表ウィークで)セリエAのゲームがない期間が助けとなる」。もちろん、多くの代表メンバーを抱えているユヴェントスのこと。選手たち全員が完全に体を休められたというわけではないだろう。だが、メンタルを立て直し、新たな気持ちでシーズン終盤に向かう切り替えはできたはずだ。

 そのミラン戦でコロンビア代表MFファン・クアドラードが復帰した。今シーズンはサッカー選手の職業病ともいえるグロインペイン症候群に悩まされ、昨年12月23日の第18節ローマ戦を最後に戦列から離れていた。1月末には手術を受けてリハビリに励み、約3カ月ぶりに復活したのだ。ミラン戦は61分から交代出場でピッチに立ち、79分には復活弾をマーク。これはチームの勝ち越し点となる大きな意味を持ったゴールだった。今シーズン4点目となったこの得点は、実に昨年11月5日の第12節ベネヴェント戦以来約5カ月ぶりだった。

 アッレグリ監督も「嬉しい驚きだったよ。普通はベンチスタートになると、うまく試合には入っていけないものだ」と絶賛。クアドラード本人は「スクデット争いは終わったわけじゃない。一試合一試合を戦っていくだけ。まだシーズンは長い」と、地に足の着いた発言だった。FIFAワールドカップ開幕まであと約2カ月となった。所属クラブでどれだけプレーし、試合勘を取り戻していくのか。コロンビア代表のクアドラードにとって大切な期間になる。

 アッレグリ監督は「選手たちによくやったと言いたい。我々は勝ち点78だ。これはとても多い数字だと思う。ただこの調子を続けていくだけ。スクデット獲得に必要な勝ち点? 99だろう。なぜならナポリは98ポイント取れる力があるからだ」と話した。つまり残り8試合で21ポイントという計算になる。というよりも、最終節までスクデットを獲得するのはどちらのチームになるか気を抜けないという意味なのだ。

 セリエA、チャンピオンズリーグ、コッパ・イタリアを戦っているのはイタリアでユヴェントスだけ。今月末には2位ナポリ、4位インテルとの対戦がある。順調にラストスパートへ加速するのか。それともナポリが意地を見せるのか。ますます目が離せなくなってきた。

文=赤星敬子

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