ラツィオが詐欺被害…蘭代表DFの分割移籍金2億円超、ハッカーの口座へ

デ・フライ

2014年夏にラツィオへ移籍したデ・フライ [写真]=NurPhoto via Getty Images

 ラツィオがメールでの詐欺被害に遭い、オランダ代表DFステファン・デ・フライをフェイエノールトから獲得した際の分割移籍金200万ユーロ(約2億6000万円)をだまし取られたようだ。イタリア紙『イル・テンポ』の報道を引用し、イギリスメディア『スカイスポーツ』が28日に報じている。

 報道によると、ラツィオはフェイエノールトに支払うはずだった移籍金の一部を、オランダの別の銀行口座へ送金してしまったという。契約の詳細を把握していたハッカー集団から送られたメールに記載された口座へ送金したことで、ラツィオが被害に遭ったようだ。

 フェイエノールト側が分割移籍金の振込みを確認できず、指摘したことで今回の被害が発覚した模様だ。ラツィオは送金を済ませたつもりでいたが、フェイエノールトへ支払うはずの200万ユーロがハッカー集団のもとへ渡ってしまった。

 デ・フライは現在26歳。2014年のFIFAワールドカップ ブラジル終了後、フェイエノールトからラツィオへ移籍した。移籍金額は公表されていないが、ラツィオ側は分割での支払いを行っていたようだ。

 現在は捜査が行われている模様だが、果たしてどのような決着となるだろうか。

モバイルバージョンを終了