ローマに所属するボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表FWエディン・ジェコのチェルシー移籍が破談となったようだ。イギリス紙『インデペンデント』が28日付で報じている。
チェルシーはジェコ獲得のため3000万ユーロ（約40億円）のオファーを提示したが、ローマは4000万ユーロ（約54億円）を要求。双方の要望に大きな開きがあることから、移籍交渉は決裂したと報じられている。
昨シーズンのセリエAで得点王に輝いたジェコは、今年3月には32歳の誕生日を迎える。チェルシーはジェコの年齢面を考慮し、3000万ユーロ（約40億円）以上のオファーでの獲得に躊躇したと見られている。
ジェコは28日に行われたセリエA第22節のサンプドリア戦に先発フル出場。0－1と敗戦を喫した上にジェコも無得点に終わり、24日に行われた延期分の第3節サンプドリア戦にようにチームを敗戦の窮地から救うことはできなかった。また、ローマは12月16日に行われた第17節のカリアリ戦を最後に勝利から見放されており、得点源のジェコを今放出するのはあまりにもリスクが高いと判断せざるをえない状況にあるようだ。