ローマは29日、サンプドリアに所属するチェコ代表FWパトリック・シックを獲得したと発表した。買い取り義務条項の付いたレンタル移籍という形態で、同選手とは2022年6月30日までの5年契約を結んでいる。背番号は「14」。
ローマの発表によると、レンタル料は500万ユーロ（約6億6000万円）で、即時的にサンプドリアへ支払われることとなる。さらに買い取り金額として900万ユーロ（約11億8000万円）が設定され、シックのパフォーマンスに応じた800万ユーロ（約10億5000万円）のボーナスも盛り込まれている。
サンプドリアは2020年2月までに合計2000万ユーロ（約26億3000万円）の支払いを受けるという条項も設定。仮にローマが2020年2月1日以前にシックを他クラブへ放出した場合、移籍金の50パーセントか2000万ユーロをサンプドリアに支払うこととなる。
移籍加入にあたり、シックは「ここに来ることができて非常に満足しているし、嬉しいよ。自分にとってローマは理想的なチームだ」と喜びを語っている。
現在21歳のシックは昨シーズン、セリエA初挑戦ながら32試合出場11ゴールと活躍。公式戦では計35試合に出場し、13ゴール5アシストを記録した。今夏の移籍市場で注目を集め、7月にはユヴェントス移籍に迫ったものの、メディカルチェックの際に心臓疾患が発覚。加入は実現しなかったが、新天地はローマに決定した。
OFFICIAL 📋 Patrik Schick is an AS Roma player!
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— AS Roma English (@ASRomaEN) August 29, 2017