リヴァプールが獲得を狙っていると報じられたインシーニェ [写真]=Getty Images
コウチーニョの去就問題に揺れるリヴァプールは、その代役候補としてナポリに所属しているイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェを狙っているようだ。イギリスメディア『デイリーミラー』が12日に報じている。
同メディアによると、ユルゲン・クロップ監督は仮にクラブがコウチーニョの放出に踏み切らざるを得なくなった場合は、6000万ポンド(約85億円)の移籍金を支払ってインシーニェのことを獲得したいと考えている模様だ。
昨シーズンのセリエAで37試合に出場して18ゴールを記録した26歳のインシーニェのことをクロップ監督はかねてから高く評価しているようだが、16日にチャンピオンズリーグ(CL)のプレーオフを控えているナポリは同選手のことを非売品であると主張している。しかし、コウチーニョを売却することによって8000万ポンド(約116億円)を超える移籍金が手に入った場合は、リヴァプールは多額の資金を元手にナポリとの交渉にあたることが可能となる。
コウチーニョの代役候補としては既にシャルケのドイツ代表MFマックス・マイヤーの名前が報じられているが、同メディアはナポリがインシーニェの放出を断固として拒否した場合に、リヴァプールはマイヤーの獲得に本腰を入れていくのではないかと考えている模様だ。
また、同メディアは他の補強候補としてレヴァークーゼンのドイツ代表FWユリアン・ブラントを挙げている。同選手には昨シーズン途中からクロップ監督が強い関心を寄せていると伝えられていたが、既にリヴァプールはレヴァークーゼンへのオファーを一度拒否された様子。同メディアによるとドイツの報道では既に来夏のバイエルン・ミュンヘンへの移籍が内定していると伝えられているが、正式な合意はまだ成立していないとみられるようだ。
昨シーズンのプレミアリーグで故障離脱がありながらも31試合に出場して13ゴールをマークするなど、4シーズン半にわたってリヴァプールの攻撃の中心として活躍したコウチーニョ。仮にクラブと指揮官が同選手の移籍は不可避と判断した場合、現実的な選択肢の中からどのような解決策を見いだすのかにも注目が集まる。
By サッカーキング編集部
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