インテルとシャルケの一戦は引き分けで終わった [写真]=Inter via Getty Images
親善試合の「ドラゴン・シティ・カップ」が21日に行われ、日本代表DF長友佑都の所属するインテルと、DF内田篤人の所属するシャルケが対戦した。
インテルは中国とシンガポールを訪問するアジアツアーを開始。同試合がツアー初戦となった。一方、中国ツアー中のシャルケは19日にトルコのベシクタシュと対戦し、3-2で勝利した。今試合は中国東部の江蘇省常州市で開催。長友は左サイドバックで先発出場。内田はベンチスタートとなった。
試合は前半をスコアレスで折り返し、後半60分に動いた。シャルケは左サイドのバーナード・テクペティが中央に切り込み、相手選手を引きつけて横パス。ペナルティエリア内右で受けたダニエル・カリジュリがキックフェイントで長友をかわし、左足シュートをゴール左隅に決めた。
先制を許したインテルだが、72分に追い付く。ジョアン・マリオからのパスを受けたジェイソン・ムリージョがエリア手前右で左足を振り抜くと、シュートはゴール左上隅に突き刺さった。
インテルは後半アディショナルタイム2分、素早いリスタートからアンドレア・ピナモンティがエリア内に抜け出し、相手GKもかわしてシュートを放つが、懸命に戻ったナウドのブロックに阻まれた。
試合はこのまま1-1でタイムアップ。長友はインテルのフィールドプレイヤーで唯一フル出場を果たしたが、内田に出番はなく、2011年4月5日、13日に行われたチャンピオンズリーグ準々決勝以来となる日本人対決は実現しなかった。
インテルは24日にインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)中国ラウンドでリヨンと対戦。シャルケは25日からオーストリア合宿を開始し、26日にネフチ・バクー(アゼルバイジャン1部)とのテストマッチに臨む。