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「出だしは良かった」ペスカーラ指揮官がユーヴェの敗因を分析…「考え過ぎ」

2017.06.06

ペスカーラのズデネク・ゼマン監督 [写真]=Getty Images

 ペスカーラのズデネク・ゼマン監督が、チャンピオンズリーグ決勝でレアル・マドリードに1-4と敗れたユヴェントスの敗因を分析した。イタリア紙『トゥットスポルト』が5日に報じている。

 ゼマン監督は「試合の出だしは良かった。どうしてあのように良くプレーできたのかは理解する必要があるが、ユーヴェは試合の序盤は良く戦っていたよ。しかし、後半に入ると、もはや力がなかったね。技術的なものよりも、フィジカル面で困難に陥っていた」と語り、フィジカル面に問題があったと指摘すると「恐らくこの決勝についてあまりにも多くのことを考え過ぎてしまったのだろうね。落ち着いて冷静に戦うことができなかった」と続け、メンタル面にも問題があったと分析した。

 そして、今シーズン限りでローマを退団する元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティについては「トッティはまだプレーすることを望んでいるが、それを許されなかった。先週彼とは話したが、現役を望んでいる。ただ、条件次第のようだ」と、トッティの“育ての親”の一人で、良き理解者として知られているゼマン監督はコメントを残した。

 さらにトッティについて「このような形で終わってはならない。周囲ではなく、彼自身が決断すべきだった。アメリカや中国とか、彼の獲得を望んでいるクラブはある。彼は親善大使などやる必要はないよ。まだクオリティーはあるんだ。どこかでプレーできることを願っているよ。」と語った。また、記者にペスカーラへの移籍を問われると「ペスカーラ?彼はもっと競争力の高いところでプレーすることを望んでいるだろう。もしそうでなければ、私が彼に入団テストをやろう」と言明し、まだ現役を続けるべきだと忠告した。

 69歳のゼマン監督は、今シーズン2月にペスカーラに就任。最下位に低迷していたペスカーラの残留を期待されたが、勝ち点「18」の最下位でシーズンを終えた。ゼマン監督は過去に計3シーズンに渡ってローマを指揮し、トッティを指導した経験も持っている。

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