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「さようなら、トッティ」…宿敵ラツィオのサポ、敬意の横断幕掲げる

2017.05.23

ラツィオのサポーターが“宿敵”トッティへの敬意を示した [写真]=Getty Images

 ローマのスポーツディレクター(SD)に就任したモンチ氏は今月3日、今シーズン限りで契約満了となる元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティについて、契約を更新しないと発表した。同選手に対して、宿敵ラツィオのサポーターが掲げた横断幕が話題となっている。イギリス紙『ザ・サン』が伝えた。

 トッティは両チームの直接対決となるローマ・ダービーで通算44試合に出場し、歴代最多の11ゴールを挙げている。また、数字上の記録だけでなく、1998-99シーズンに対戦してゴールを決めた際には『またお前らをやっつけたぞ』と書かれたシャツを見せたり、2014-15シーズンのダービーマッチでは得点後に携帯電話で自撮りパフォーマンスをして挑発したりするなど、ラツィオサポーターにとっては記憶にも残る“憎い存在”だった。

 しかし、21日に行われたセリエA第37節インテル戦の試合中に、『ウルトラス』と呼ばれるラツィオの過激なサポーターが「永遠のライバルからフランチェスコ・トッティへ。さようなら」と書かれた横断幕を掲示。ローマを去ると見られているトッティへの敬意を込めたメッセージを贈った。

 1993年に16歳でプロデビューしてからローマ一筋でプレーし、『ローマの王子』とも呼ばれたトッティ。現役を引退するか、他のクラブでプレーを続行するかはまだ決めかねている模様だが、いずれとしてもローマのユニフォーム姿を見られるのは今シーズンが最後となる。28日に行われるセリエA最終節ジェノア戦での雄姿に期待したい。

(記事/Footmedia)

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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