ローマが逆転勝利で優勝への望みをつないだ [写真]=AS Roma via Getty Images
セリエA第36節が14日に行われ、ローマとユヴェントスが対戦した。
勝ち点78で2位のローマが、同85で首位のユヴェントスをホームに迎えての直接対決。ユヴェントスは引き分け以上なら2試合を残して史上初のリーグ6連覇が決定する。一方、ローマが勝った場合は両者の差が4ポイントに縮まり、逆転優勝に望みがつながる。
最初にチャンスを作ったのはユヴェントス。7分、左CKの流れからペナルティエリア手前左でパスを受けたクワドォー・アサモアが左足を振り抜く。しかし、強烈なシュートは惜しくも左ポストを叩いた。
試合が動いたのは21分。ステファノ・ストゥラーロがエリア内右に正確なロングボールを送ると、抜け出したゴンサロ・イグアインが右足ダイレクトでゴール前にラストパス。最後はマリオ・レミナが流し込み、ユヴェントスが先制に成功した。
だが、ローマもすぐに反撃する。25分、右CKにコスタス・マノラスが頭で合わせると、このシュートはGKジャンルイジ・ブッフォンに阻まれたが、こぼれ球をダニエレ・デ・ロッシが押し込んで同点に追いついた。
後半に入り56分、ローマが試合をひっくり返す。左サイドでパスを受けたステファン・エル・シャーラウィがエリア内に持ち込み右足でシュート。DFに当たったボールがゴール右下に吸い込まれた。
逆転を許したユヴェントスは64分、シュテファン・リヒトシュタイナーに代えてダニエウ・アウヴェスをピッチへ送り出す。だが、直後の65分、ローマはモハメド・サラーからのパスでエリア内右に抜け出したラジャ・ナインゴランが右足のシュートを突き刺し、スコアは3-1となった。
2点ビハインドとなったユヴェントスは69分にストゥラーロを下げてパウロ・ディバラを投入。しかし、残り時間で追い付くことはできず、試合はこのままタイムアップを迎え、ローマが3-1で勝利を収めた。
これでユヴェントスの6連覇決定は次節以降に持ち越しとなり、勝ち点差を「4」に縮めたローマが逆転優勝への望みをつないだ。
次節、ローマは20日にアウェイでキエーヴォと対戦。ユヴェントスは17日にコッパ・イタリア決勝でラツィオと対戦し、その後、21日にリーグ戦第37節でクロトーネをホームに迎える。
【得点者】
0-1 21分 マリオ・レミナ(ユヴェントス)
1-1 25分 ダニエレ・デ・ロッシ(ローマ)
2-1 56分 ステファン・エル・シャーラウィ(ローマ)
3-1 65分 ラジャ・ナインゴラン(ローマ)