セリエA第35節が7日に行われ、日本代表FW本田圭佑が所属するミランとローマが対戦した。本田はベンチスタートだった。
開始8分、ローマが先制に成功する。高い位置でボールを奪ったモハメド・サラーがエディン・ジェコとのワンツーでペナルティエリア内右に抜け出し、再び折り返す。中央へ走り上がっていたジェコが右足を振り抜き、シュートをゴール右上隅に突き刺した。
攻勢を続けるローマは17分、ディエゴ・ペロッティがエリア手前中央で右足を振り抜くと、鋭いカーブを描きゴール右隅を捉えたが、GKジャンルイジ・ドンナルンマの好セーブに阻まれる。一方のミランは23分、ホセ・ソサがエリア前から強烈なミドルシュートを放つが、GKヴォイチェフ・シュチェスニーにセーブされた。
ローマは28分、左CKでレアンドロ・パレデスからのボールを、中央のジェコが相手DF2人に挟まれつつ頭でゴール右に流し込み、追加点を奪った。前半はローマの2点リードで終了した。
2点ビハインドのミランは、マティアス・フェルナンデスに代えてアンドレア・ベルトラッチを投入し、後半を迎えた。ローマは60分にペロッティを下げて、古巣対決のステファン・エル・シャーラウィを送り出した。
76分、ミランの反撃が実る。右CKで、ニアの味方が頭で後方にすらすと、ファーサイドでフリーのマリオ・パシャリッチがダイビングヘッドで押し込み、1点差に迫る。しかし直後の78分、ジェコの落としを受けたエル・シャーラウィがエリア内中央から右足シュートをゴール右上隅に決め、ローマが2点リードに戻す。
再び反撃に出たかったミランだが、86分にガブリエル・パレッタがエリア内でサラーを倒してPKを献上。パレッタはレッドカードで一発退場となった。87分、キッカーのダニエレ・デ・ロッシが冷静に決めて、ローマが3点差に広げた。
試合はこのまま終了。ローマが4-1で勝利を収め、2位をキープし、首位ユヴェントスとの勝ち点差を「7」にした。一方、敗れたミランは4試合勝利から遠ざかる結果となった。なお、本田に出番はなかった。
ミランは次節、13日に敵地でアタランタと対戦。ローマは14日にユヴェントスをホームに迎える。
【得点者】
0-1 8分 エディン・ジェコ(ローマ)
0-2 28分 エディン・ジェコ(ローマ)
1-2 76分 マリオ・パシャリッチ(ミラン)
1-3 78分 ステファン・エル・シャーラウィ(ローマ)
1-4 87分 ダニエレ・デ・ロッシ(PK)(ローマ)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト