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【コラム】すでにトリノ生活にも適応!? イグアインのプライベートに迫る

2017.03.22

私生活でもトリノになじんできたイグアイン [写真]=Getty Images

 好調にセリエA首位を走り続け、6年連続スクデット獲得の可能性が高くなってきたユヴェントス。チャンピオンズ・リーグ決勝トーナメントの準々決勝ではバルセロナとの対戦が決まり、2015年の同リーグ決勝カードの再現となった。前回のリベンジをぜひ果たしたいと関係者はもちろん、ユヴェンティーノたちも大いに盛り上がっている。そんなユーヴェに今シーズン新加入した選手たちの中で、ゴンサロ・イグアインもチームになじみ着実なプレーを見せている。今回はそんなイグアインの選手生活を支えるプライベートをお伝えしたい。

 南イタリアのナポリはどこかイグアインの出身地、アルゼンチンに似ている所もあるだろう。気候や人々のフレンドリーさなどが典型的なラテン系のタイプだからだ。しかしトリノは北イタリアでフランスにも近く、食べ物などもナポリとはずいぶん違う。市内は整然と整備された道路が数車線あり、人々もクールな感じだ。

 トリノではバールに行ってエスプレッソを飲むこともなく、車の運転はせずにレストランでの外食も頻繁にすることはないそうだ。そんな彼だがお気に入りは「カトゥッロ(Catullo)」(Corso Moncalieri 176 モンカリエリ通り176)。ただ予約して一つの空間を貸し切りにすることが多いのだとか。肉、魚料理とも豊富でグリルメニューを得意としている。ピッツァもあるが、イグアインがピッツァをオーダーすることはまずないのだとか。店のオーナーは「(実弟で代理人の)ニコラスと来るよ。スズキと野菜の料理をオーダーすることが多い。まずフォカッチャをつまんでいる」と話している。

 サッカー関係者でプライベートでも親しくしているのが、ファビオとパオロのカンナヴァーロ兄弟。またナポリ時代のチームメイト、ドリエス・メルテンスとの親交も深い。イグアインをよく知る人に言わせれば「陽気なタイプではないが、嘘も言わない。最初は気難しく見えるけれど、深く知り合えばフレンドリーになる。人をからかったり、からかわれたりすることを嫌う」のだそう。

 サッカー選手と夜遊びの影響が報じられることもある。ではイグアインはどうか。プライバシーを重視するため、トリノ市内のクラブ「Pick up」(Via Barge バルジェ通り)で見かけられたこともある。しかしプリヴェ(Prive’)と呼ばれる顧客ゾーンにいて、一般の人とは接触できないようになっている。これだけSNSが発達し、誰でもスマホなどで写真や動画を撮ったりしてネット上に配信できる時代だから、選手たちも配慮が必要なのだろう。

 以外とつつましやかだったイグアインのプライベート。29歳という年齢もあり、今後の選手生活に向けて自制していく必要もあるのだろう。

文=赤星敬子

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