ミラン移籍後初ゴールを挙げたデウロフェウ(左)[写真]=Getty Images)
セリエA第25節が19日に行われ、日本代表FW本田圭佑の所属するミランとフィオレンティーナが対戦した。本田は15試合連続のベンチスタートとなった。
リーグ戦ここ5試合で1勝1分3敗と苦戦しているミラン。一時は3位だった順位も気付けば7位まで後退した。今節は勝ち点1差で8位につけるフィオレンティーナとホームで対戦するだけに、確実に勝ち点3を掴みたいところ。スタメンにはスソ、カルロス・バッカ、ジェラール・デウロフェウ、マリオ・パシャリッチらが名を連ねた。
試合は開始17分、ミランがセットプレーのチャンスを生かして先制に成功する。右サイドで得たFKから、エリア内中央のユライ・クツカが頭で合わせてゴール左隅に決めた。だが、フィオレンティーナも21分、右サイドのフェデリコ・キエーザが左足で低目の鋭いクロスを供給。ゴール前に飛び出したニコラ・カリニッチが合わせてゴールネットを揺らした。
追い付かれたミランだったが、31分に勝ち越す。エリア手前中央でパシャリッチからのパスを受けたデウロフェウが、右足を振り抜いて狙いすましたシュートをゴール右隅に沈めた。前半はミランの1点リードで折り返す。
後半に入って56分、右サイドでFKを得たフィオレンティーナは、DFラインを抜け出したカルロス・サンチェスが合わせるが、シュートはクロスバー上に大きく外れる。ミランは78分、得点したクツカとデウロフェウを下げて、クリスティアン・サパタとアンドレア・ベルトラッチをピッチに送り出した。
ミランは85分、エリア前でセカンドボールを拾ったベルトラッチが、エリア内右へラストパス。抜け出したイニャツィオ・アバーテが右足を振り抜くが、シュートは相手GKの好セーブに阻まれた。試合はこのまま終了し、ミランが2-1で2試合ぶりの勝利を収めた。なお、本田は9試合連続で出番がなかった。
ミランは次節、26日にアウェーでサッスオーロと対戦。フィオレンティーナは23日にヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグのボルシアMG戦を経て、27日にトリノをホームに迎える。
【得点者】
1-0 17分 ユライ・クツカ(ミラン)
1-1 21分 ニコラ・カリニッチ(フィオレンティーナ)
2-1 31分 ジェラール・デウロフェウ(ミラン)