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最下位低迷のペスカーラ、元ローマのゼマン氏が新指揮官就任へ

2017.02.17

ペスカーラの新監督に就任する見通しとなったゼマン氏 [写真]=NurPhoto via Getty Images

 マッシモ・オッド監督を解任したペスカーラが、新監督にズデネク・ゼマン氏を招へいすることが決定的となった。イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が16日に報じている。

 報道によると、ゼマン氏は当初、今シーズン終了後の契約を望んでいるものと見られていた。しかし、状況は一転。ペスカーラのダニエレ・セバスティアーニ会長とスポーツディレクターを務めるルーカ・レオーネ氏と交渉を行った結果、オファーを受け入れた模様だ。18日にも就任会見が行われる予定となっている。

 現在69歳のゼマン氏は、2011-12シーズンに当時セリエBのペスカーラを指揮。イタリア代表MFマルコ・ヴェラッティ(現パリ・サンジェルマン)、同FWロレンツォ・インシーニェ(現ナポリ)、同FWチーロ・インモービレ(現ラツィオ)といった選手を輩出してリーグ戦を制し、ペスカーラを19年ぶりのセリエA昇格へ導いている。就任が決まれば、5年ぶりのペスカーラへの帰還となる。

 ペスカーラは昨年8月28日のセリエA第2節でサッスオーロを破ってから、公式戦23試合で勝利から遠ざかっている。現在は6連敗中で、24試合でリーグ最多の55失点を喫するなど、深刻な状況にある。1勝6分け17敗の勝ち点「9」で最下位に沈み、セリエA残留は極めて厳しいものとなっている。今月14日にオッド監督の解任を決め、ルチアーノ・ザウリ氏が監督代行として指揮を執っている。

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