1ゴール1アシストの活躍で勝利に貢献したエデル(中央)[写真]=Inter via Getty Images
セリエA第24節が12日に行われ、日本代表DF長友佑都が所属するインテルとエンポリが対戦した。長友は2試合連続のベンチスタートとなった。
現在5位のインテルは前節、ユヴェントスとの“イタリア・ダービー”で敗れ、リーグ戦連勝が7でストップした。今節は17位に沈むエンポリをホームに迎えての一戦。チャンピオンズリーグ出場権獲得圏内の3位浮上に向けて、しっかり勝ち点3を積み上げたいところ。だが、主力のマウロ・イカルディとイヴァン・ペリシッチを出場停止処分で欠き、ロドリゴ・パラシオやエデルらがスタメン入りした。
試合が動いたのは14分、インテルが先制に成功する。右サイドのアントニオ・カンドレーヴァからのクロスは手前の相手DFにブロックされるたが、セカンドボールをエリア内右のパラシオが頭で繋ぐ。これをファーサイドでフリーのエデルが胸で押し込み、先制点を奪った。リードを奪ったインテルはその後も攻勢に出るが、前半はこのまま1-0で終了した。
インテルはハーフタイムに左MFのダニーロ・ダンブロージオを下げて、クリスティアン・アンサルディを投入し、後半を迎えた。エンポリは53分、ラデ・クルニッチが味方とのワンツーでエリア内右に抜け出し、シュートを放つが、これはGKサミール・ハンダノヴィッチの好セーブに阻まれた。
ピンチを凌いだインテルが直後の54分に追加点を挙げる。エデルが左サイドから右足アウトサイドでクロス。ファーサイドに走り込んだカンドレーヴァが右足で合わせてゴールネットを揺らした。
反撃したいエンポリは59分、ロングパスでエリア内に抜け出したマッシモ・マッカローネがループシュートで狙うが、これもGKハンダノヴィッチに冷静に対処された。追加点を狙うインテルは73分、パラシオに代えてガブリエウ・バルボーザを投入。80分にはエデルを下げて、17歳のアンドレア・ピナモンティを送り出した。
最後までチャンスを作り続けたインテルだが、ゴールは生まれず、このままタイムアップ。2-0でリーグ戦2試合ぶりの勝利を収めた。なお、長友に出場機会は訪れなかった。
By サッカーキング編集部
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