ラツィオとのダービーを制したローマ [写真]=NurPhoto via Getty Images
セリエA第15節が4日に行われ、ラツィオとローマによる“ローマ・ダービー”が行われた。
試合は開始直後からホームのラツィオが攻め立てる展開となった。13分、エリア内でマルコ・パローロの落としを受けたチーロ・インモービレがシュートを放つが、枠を捕らえられない。20分にはフェリペ・アンデルソンが右サイドから上げたアーリークロスをインモービレがトラップしてシュートに持ち込むが、ふかしてしまう。
28分、ローマは右サイドを突破したブルーノ・ペレスがエリアに切り込もうとしたところでルーカス・ビリアに倒される。ファウルはエリアの外と判定され、ビリアにはイエローカードが提示されたのみだったが、主審が一瞬間を置いてから笛を吹いたためラツィオ側が抗議するなど混乱が生じた。
スコアレスで後半に突入した64分、ついに試合が動く。ローマは敵陣近くでワラシからボールを奪ったケヴィン・ストロートマンが、飛び出したGKフェデリコ・マルケッティの上を越すシュートを決めて先制ゴール。得点後、ストロートマンが相手選手の方向へペットボトルの水をかけるような仕草を見せると、これに対してベンチ入りしていたラツィオのダニーロ・カタルディが激怒しストロートマンのシャツを掴んで抗議。これをきっかけに両軍入り乱れる乱闘騒ぎが発生し、ストロートマンにイエローカード、カタルディにレッドカードが提示された。
勢いに乗ったローマはさらに77分にも得点を挙げる。ラジャ・ナインゴランの強烈な右足ミドルシュートがゴール右下に突き刺さって、ローマがリードを2点に広げた。
そのまま試合は終了し、2-0でローマがラツィオとのダービーを制した。次節、ラツィオがアウェーでサンプドリアと対戦。ローマはホームに日本代表MF本田圭佑が所属するミランを迎える。
By サッカーキング編集部
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