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ミラン連勝、ラパドゥーラが値千金のヒールシュート決める 本田は出場せず

2016.11.07

先制点を喜ぶミランの選手ら [写真]=Getty Images

 セリエA第12節が6日に行われ、パレルモと日本代表MF本田圭佑の所属するミランが対戦した。本田はベンチスタートとなっている。

 前節、ホームでペスカーラに完封勝利を収めたミラン。現在リーグ3位につける同クラブは、連勝を目指してパレルモ戦へ臨んだ。スタメンにはペスカーラ戦でゴールを決めたイタリア代表MFジャコモ・ボナヴェントゥーラや、エースのコロンビア代表FWカルロス・バッカらを起用している。

 試合開始から12分、ミランは左サイドでボールを持ったボナヴェントゥーラがドリブルを仕掛ける。最後はエリア内でまたぎフェイントから左足のシュートへ持ち込むが、ボールはポスト右に外れた。

 それでも直後の15分、ミランが先制に成功する。左サイドからのクロスボールをパレルモDFがクリアミス。さらに、頭上高くに上がったボールをGKヨシプ・ポサヴェツがキャッチできずエリア内へこぼれると、スソがいち早く反応し左足を振りぬいた。シュートはゴール左隅へ吸い込まれ、ネットを揺らす。

スソの先制ゴールとなったシーン [写真]=Getty Images

スソの先制ゴールとなったシーン [写真]=Getty Images

 1点を追うパレルモは23分、ブルーノ・エンリケがピッチ中央でドリブルからミドルシュート。ボールはゴール左下へ飛ぶが、GKジャンルイジ・ドンナルンマが落ち着いてセーブし、得点を与えない。結局このまま1-0とミランがリードして前半を終えた。

 後半立ち上がりはパレルモが押し込む展開。54分にはカルロス・エンバロが右サイドのタッチライン際から中央へカットインし、左足でシュートを放つ。しかしボールはGKドンナルンマの正面へ飛び、ネットを揺らすことはできなかった。

 しかし71分、パレルモが同点に追いつく。ディフェンスラインの裏へ抜け出したイリヤ・ネストロフスキが、アレッサンドロ・ディアマンティからのスルーパスを受け、ダイレクトで左足を振りぬいた。GKドンナルンマはシュートコースと反対に倒れ、ボールはゴール左下へ突き刺さった。

ネストロフスキ(右)の得点でパレルモが同点に追いつく [写真]=Getty Images

ネストロフスキ(右)の得点でパレルモが同点に追いつく [写真]=Getty Images

 勢いに乗るパレルモは80分、エリア付近で細かいパスをつなぎ、最後はブルーノ・エンリケが右足でミドルシュート。しかしこれはポスト左へわずかに外れた。

 すると82分、ミランはCKのセカンドボールをスソが左足でダイレクトボレー。これをゴール前に残っていたジャンルカ・ラパドゥーラが左足のヒールでゴールで流し込み、勝ち越しゴールとなった。

途中出場で結果を出したミランのラパドゥーラ [写真]=Getty Images

途中出場で結果を出したミランのラパドゥーラ [写真]=Getty Images

 その後、パレルモが再び同点を目指して攻勢に出るが、最後まで得点を奪えず。2-1でミランが逃げ切り、2連勝となった。なお、本田に出場機会は無かった。

本田圭佑の出番は最後までなかった [写真]=Getty Images

本田圭佑の出番は最後までなかった [写真]=Getty Images

 次節、パレルモは敵地でボローニャと対戦。ミランは日本代表DF長友佑都が所属するインテルとの“ミラノ・ダービー”へ臨む。

【スコア】
パレルモ 1-2 ミラン

【得点者】
0-1 15分 スソ(ミラン
1-1 71分 イリヤ・ネストロフスキ(パレルモ
1-2 82分 ジャンルカ・ラパドゥーラ(ミラン

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