インテルがホームで痛恨の逆転負け [写真]=Inter via Getty Images
セリエA第8節が16日に行われ、日本代表DF長友佑都のインテルとカリアリが対戦。長友はベンチスタートだった。
開幕7試合を3勝2分け2敗で終えたインテル。公式戦3戦勝ちなし、2連敗と足踏み状態で国際Aマッチウイークによる中断を迎えた。リーグ再開戦となるホームゲーム、先発メンバーにはガリー・メデルやジョアン・マリオ、アントニオ・カンドレーヴァ、マウロ・イカルディらが名を連ねた。
インテルは開始4分、カリアリの右CKからピンチを迎えたが、ヘディングが枠を越えて事なきを得る。17分には左サイドからのクロスにカンドレーヴァが反応。ペナルティーエリア右奥でボレーシュートを放ったが、枠の左へ逸れた。
25分、インテルはゴール前での競り合いで倒されたイカルディがPKを獲得。自らキッカーを務めたが、グラウンダーのシュートは枠の右へ外れ、先制の絶好機を逃した。前半は互いに得点がなく、スコアレスで終了した。
0-0で迎えた後半、最初に決定機を作り出したのはカリアリだった。54分、ペナルティーエリア内でフェデリコ・メルキオッリが放ったシュートをGKサミール・ハンダノヴィッチが阻むと、セカンドボールを拾われた打たれたミドルシュートも同GKが好セーブ。さらにこぼれ球に詰められてゴールネットを揺らされたが、オフサイドの判定で得点は認められなかった。
守護神の好守でピンチをしのいだインテルは56分、待望の先制ゴールを奪う。J・マリオが中盤でのボール奪取からドリブルで前進し、左前方のイヴァン・ペリシッチへ展開。ペリシッチはペナルティーエリア左側から縦へ突破して中央へ折り返す。走り込んでいたJ・マリオが合わせ、相手GKが弾いたところに自ら反応。スライディングで押し込み、ゴールを決めた。
ホームで先制に成功したインテルだが、得点直後にも決定機を作られるなど、カリアリの攻撃を受ける。そして71分、ペナルティーエリア内での混戦からメルキオッリに押し込まれて同点に追い付かれた。
インテルはエデルやステヴァン・ヨヴェティッチを投入して勝ち越しを狙うが、次のゴールはカリアリのものだった。85分、左CKに反応したGKハンダノヴィッチがボールに触れず、混戦からファーサイドに流れたところにメルキオッリが反応。GKハンダノヴィッチが慌てて戻ったゴール方向へクロスを上げると、セーブを試みた同GKがキャッチしきれず、オウンゴールとなった。
試合は1-2で終了。インテルがホームで痛恨の逆転負けを喫し、中断前から続く公式戦連敗が「3」に伸びた。同クラブは3勝2分け3敗の勝ち点11で暫定11位となっている。なお、ベンチスタートの長友に出場機会はなかった。
インテルは次戦、20日にヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節でサウサンプトンとホームで対戦。セリエAの次節は23日、アタランタとのアウェーゲームとなる。一方のカリアリは同日、フィオレンティーナをホームに迎える。
【得点者】
1-0 56分 ジョアン・マリオ(インテル)
1-1 71分 フェデリコ・メルキオッリ(カリアリ)
1-2 85分 オウンゴール(サミール・ハンダノヴィッチ)(インテル)
By サッカーキング編集部
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