フランス代表がイタリア代表を破った [写真]=Getty Images
国際親善試合が1日に行われ、イタリア代表とフランス代表が対戦した。
ユーロ2016をもってアントニオ・コンテ前監督が退任したイタリアは、ジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督が7月に新指揮官に。一方惜しくも優勝を逃したフランスはディディエ・デシャン監督が引き続きチームを率いている。両代表にとって新たな船出となる一戦が開催された。
イタリアはGKジャンルイジ・ブッフォン、ジョルジョ・キエッリーニ、ジャコモ・ボナヴェントゥーラ、エデルらがスタメン出場。今夏サウサンプトンから山東魯能へ移籍したグラツィアーノ・ペッレも先発メンバーに入っている。17歳で代表に初招集を受けたミランのGKジャンルイジ・ドンナルンマはベンチスタートとなった。フランスのスタメンには、GKスティーヴ・マンダンダ、DFラファエル・ヴァラン、MFエンゴロ・カンテ、ポール・ポグバ、FWアントニー・マルシャルらが名を連ねた。
開始から流れを掴んだのはフランス。17分、ロングパスに反応して抜けだしたマルシャルが、ゴール右隅に冷静に流し込んでゴール。ブッフォンとの一対一を制して先制点をもぎ取った。
しかし、イタリアもすぐに反撃した。直後の21分、右サイドをエデルが突破しグラウンダーのクロスをエリア内に送る。中で待っていたペッレがマイナス方向にトラップし、振り向きざまに左足でシュート。これがゴールの左隅に決まって、試合は1ー1の振り出しに戻った。
フランスは28分、左からのコーナーキックのこぼれ球を再びエリア内に入れる。レイヴァン・クルザワがヘディングで落としたところをオリヴィエ・ジルーが左足で豪快にボレーを蹴りこみ、追加点。フランスが再びリードを奪った。
前半の終盤、イタリアが何度かゴール前に押し込むシーンが見られたが、結局ゴールには至らなかった。1ー2とフランスがリードしてハーフタイムに突入する。
イタリアは後半開始からGKドンナルンマを投入。17歳にして代表初招集を受けた同選手が、デビューを飾った。またフランスも、ユーロ2016で大活躍を見せたディミトリ・パイェらがピッチに送り込まれている。
ビハインドを負うイタリアだが、後半はなかなか決定的なシーンを作れない。75分にペッレに代えてアンドレア・べロッティを投入する。
しかし、得点を奪ったのはまたもフランスだった。81分、クルザワが左サイドを突破し、クロスを供給。ディフェンスに言ったんは弾き返されたが、こぼれ球をポグバが切り込んでいたクルザワにもう一度回す。エリア内左の角度のないところから左足ではなったシュートはドンナルンマの逆をつき、ネットを揺らした。クルザワのダメ押しゴールでフランスがイタリアを突き離す。
試合は1ー3でフランスが勝利した。同代表は6日に2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選でベラルーシ代表と対戦する。ヴェントゥーラ監督下で黒星スタートなったイタリア代表は、5日に同じく欧州予選のイスラエル戦に臨む。
【スコア】
イタリア代表 1ー3 フランス代表
【得点者】
0ー1 17分 アントニー・マルシャル(フランス代表)
1ー1 21分 グラツィアーノ・ペッレ(イタリア代表)
1ー2 28分 オリヴィエ・ジルー(フランス代表)
1ー3 81分 ライヴィン・クルザワ(フランス代表)
By サッカーキング編集部
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