インテルで7年目のシーズンを迎える長友佑都 [写真]=Inter via Getty Images
インテルやイタリア代表の通訳を務めるクラウディオ・セガーニ氏が来日し、12日に発売された『ワールドサッカーキング9月号/バトル・オブ・マンチェスター ~新生マンチェスター勢の大逆襲~』内のインタビューに応じた。
通訳やコメンテーターを中心に、サッカー界で多岐にわたって活躍するセガーニ氏。2016-17シーズンでイタリア生活7年目を迎えるインテルの日本代表DF長友佑都について「近年は動きの質や相手との間合いの詰め方など、とりわけ頭を使うプレーで大きく成長しているように見えます。彼の守備力はとても評価されていて、(モハメド)サラーや(フアン)クアドラードなど、スピードやテクニックのある相手には必ずユウトをマッチアップさせていました」と評価し、インテル加入当時から守備面で大きな成長を感じたようだ。
現在、インテルに所属している選手の中でもっとも在籍期間が長い長友は、時にキャプテンマークを腕に巻くなど存在感を増している。プレーヤーとしてだけでなく、内面でも評価されているようで、「彼はとてもフェアでクリーンな選手です。ピッチの上では礼儀正しく、どんな時でも全力を出し切りますからね。ですから、彼のユニフォームは今でもインテルの中で一番売れているんです」と、その存在がクラブにとって重要であると明かした。
一方、日本のメディアから高い評価を受けているイタリア語については「インテル加入当初よりは上達しましたが、まずまずですね(笑)」と厳しめの評価。もっとも、自身がプロの通訳であることから「見方が少し厳しいのかもしれません」と付け加えた。ただし、ロッカールームでの様子については「いつもチームメイトたちと談笑したり、じゃれ合ったりしていますから、(コミュニケーションにおいては)全く問題はありません。そういったコミュニケーション能力の高さには本当に驚かされます」と、長友の陽気なキャラクターに感嘆したという。
12日に発売された『ワールドサッカーキング9月号/バトル・オブ・マンチェスター ~新生マンチェスター勢の大逆襲~』内のインタビューでは、元インテル指揮官で現在はマンチェスター・Uを率いるジョゼ・モウリーニョ監督や、ユーロ2016を戦ったイタリア代表などについて語っている。
インタビュー=ワールドサッカーキング編集部
通訳=小川光生