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英メディアが特集! 積極補強のマンUにポグバが必要な5つの理由とは

2016.07.12

ユヴェントスに所属するポグバ。去就に注目が集まっている [写真]=Getty Images

 今夏、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチや、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントから加入したアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンなど、着々と補強を行ってオフシーズンの話題の中心になっているマンチェスター・U。さらなるビッグネームとして、ユヴェントスに所属するフランス代表MFポール・ポグバ獲得のニュースが連日のように取り沙汰されているが、同選手がチームに必要な5つの理由を、イギリスメディア『スカイスポーツ』が11日に伝えている。

1、スター性
 
 ポグバは2012年にフリー移籍でマンチェスター・Uからユヴェントスに加入した。それ以後、セリエAで4年連続リーグ制覇を成し遂げるなど、数々のタイトル獲得に貢献。さらに、フランス代表としてもユーロ2016で準優勝を果たした。プレースタイルを取っても、ヒールキックやまたぎフェイントといった多彩なテクニックを披露するなど、現在世界で最もスター性がある選手の1人だ。
 
2、確固たるボール支配

 マンチェスター・Uは昨シーズン、59.9パーセントと高いボール支配率を誇りながら、他のあらゆる指標ではプレミアリーグの平均を下回った。タックル数とパス本数こそリーグ平均を上回ったが、得点数、アシスト数、枠内シュート数、ドリブル成功数など、多くの点でリーグ平均に届かなかったというデータがあり、目的なくボールを保持していたと取れる。

 一方、ポグバはセリエAで攻撃でも守備でもほとんどの指標で平均を圧倒的に上回っており、同選手が加われば質の高いボールポゼッションが展開できるようになると期待される。

3、スペシャリストになり得る才能

 イングランド代表FWウェイン・ルーニーがセントラルMFとして出場していたように、昨シーズンのマンチェスター・Uは本来のポジションではない選手が中盤を任されていることが多かった。しかしながら、今シーズンから指揮官を務めるジョゼ・モウリーニョ監督は「私はスペシャリストを好む。オールラウンダーは必要ない」と断言しており、ルーニーをFWとして起用したいとも話している。

 仮に攻撃力と守備力を備えたポグバが加入すれば、守備的MFを任されるのは間違いない。そうすれば、昨シーズンは中盤で起用されることがあった選手も本来のポジションで勝負することができ、モウリーニョ監督が求める“スペシャリストの集団”となれる可能性が広がる。

4、空中戦と守備力の質

 ポグバの特徴の1つに、空中戦の強さがある。昨シーズンのセリエAでは、中盤の選手における平均の空中戦勝率の約2倍近くの数字を誇っている。また、対人戦の勝利数やタックル数でも平均を上回っており、ボールを高い位置で奪って攻撃につなげるサッカーを可能にしている。昨シーズンのマンチェスター・Uによく見られた、シュートにつながらない停滞したパス回しを改善できるかもしれない。

5、トッププレイヤー

 2012年、当時マンチェスター・Uの監督を務めていたアレックス・ファーガソン氏は「彼は我々に全く敬意を払わずに出て行ってしまった。残念だよ」と話し、ポグバのユヴェントス移籍を非難した。しかしながら、4年後に同氏はポグバのことを「トッププレイヤーだ」と表現。モウリーニョ監督もポグバをトッププレイヤーと認めており、是非チームに加えたいと感じているだろう。

 移籍金8500万ポンド(約111億円)とも噂されるポグバ。現在23歳のMFに果たしてそこまでの価値はあるのだろうか。

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