元アルゼンチン代表ビエルサ氏、ラツィオ新指揮官就任へ…セリエA初挑戦

ビエルサ

昨年8月にマルセイユの監督を辞任したビエルサ氏、新天地はラツィオか [写真]=Getty Images 

 元アルゼンチン代表監督のマルセロ・ビエルサ氏がラツィオの新指揮官に就任する見通しとなった。両者の契約締結が間近に迫っていると、イタリアメディア『Lalaziosiamonoi.it』が15日に報じている。

 報道によると、ラツィオはアルマンド・カルヴェーリ総務部長をアルゼンチン・ブエノスアイレスに派遣する予定。ビエルサ氏のマネージャーと会談し、契約を締結すると伝えられている。

 ラツィオは今シーズン終盤にステファノ・ピオリ前監督を解任し、プリマヴェーラ(下部組織)を指揮していたシモーネ・インザーギ監督を内部昇格させた。今シーズンのセリエAは8位で終了。インザーギ監督の去就が注目されていたが、クラブ側は留任させないことを決断した模様だ。

 5月24日付のイタリアメディア『メディアセット』によれば、ラツィオは元イタリア代表監督のチェーザレ・プランデッリ氏との2年契約締結が目前に迫っていると伝えられていたが、続報はなかった。今回の報道で後任候補にビエルサ氏の名前が急浮上した形だ。

 ビエルサ氏は1955年生まれの60歳。母国アルゼンチンのニューウェルズで指揮官としてのキャリアをスタートし、メキシコやスペインのクラブを歴任した。1998年から2004年にかけてはアルゼンチン代表を指揮。2007年から2011年まではチリ代表を率いた。以降はアスレティック・ビルバオを経てマルセイユで指揮を執り、昨年8月に辞任。今年5月には古巣エスパニョールの新指揮官候補にも挙げられていた。今回の報道どおり、ラツィオの指揮官就任が決まった場合は同氏にとってセリエAでの初采配となる。

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