MFピアニッチ、ローマ退団の意思を表明…ユーヴェとの交渉も明かす

ピアニッチ

ピアニッチが、ユヴェントスと交渉を行っていることが明らかになった [写真]=Getty Images

 ローマに所属するボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表MFミラレム・ピアニッチが、退団の意思を表明した。11日、ローマの公式HPが伝えている。

 同HPによれば、ローマのゼネラルマネージャー(GM)を務めるマウロ・バルディッソーニ氏がラジオ番組『ローマ・レディオ』に出演した際、ローマに提出されたピアニッチからの声明文を読み上げたという。そこには「移籍の権利を行使したい」と退団の意思が明記されており、「移籍金の20パーセントを僕自身が直接受け取ることで、契約を買い取ることになりそうだ。そしてそれはユヴェントスだよ」と、これまで取り沙汰されてきたユヴェントスへの移籍報道を本人が認めることとなった。

 またバルディッソーニ氏は「クラブは選手の移籍条項や移籍金がどうなっているかをコメントさせられ、翌日にはまた、売却の意思がないことを表明しなければならない。なぜこんなことが起きているかといえば、クラブ公式の情報より他の情報源の方が信頼されているからだ」と、一連の騒動に苦言を呈した。

 同選手についてはユヴェントスのほか、これまでにバイエルンやバルセロナが興味を示しているとも報じられてきたが、選手本人が言及したことでユヴェントスが獲得レースを一歩リードしていることが明らかになった。引く手数多のピアニッチが来シーズンどこでプレーするのか、最終的な決定に注目が集まっている。

モバイルバージョンを終了