トラパットーニ氏、大敗のイタリア代表へ助言「方向性を変えずに」

トラパットーニ

ドイツ対イタリア戦の解説をしたトラパットーニ氏 [写真]=Bongarts/Getty Images

 国際親善試合が29日に行われ、ドイツ代表とイタリア代表がミュンヘンで対戦。敵地に乗り込んだイタリアは1-4と大敗を喫した。

 同試合を放送したイタリアメディア『Rai』で解説を行った、元イタリア代表監督のジョヴァンニ・トラパットーニ氏が感想と総括を語っている。

 トラパットーニ氏は「このイタリア代表は、本物になるためにはあまりにも酷かった」と、大敗を喫した代表チームを叱責。そのうえで「最初の時間は気持ちの強さを見せ、偉大なチームを相手に自信のあるプレーを見せていた」と話し、試合序盤のパフォーマンスは評価できる内容だったと述べた。

 さらに「(アントニオ)コンテ監督は、しかるべき評価をするだろう。これまで築き上げてきた良いものから、方向性を変えたり、最初からやり直したり、そのようなこと(をする必要)はない」と続け、継続の重要性を説いている。

 トラパットーニ氏は現在77歳。ミランやインテル、ユヴェントス、バイエルンなど数々のビッグクラブで指揮官を歴任し、2000年から2004年までイタリア代表監督を務めた。以降もフィオレンティーナやベンフィカ、シュトゥットガルト、アイルランド代表などで指揮を執っている。

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