長友が3戦連続フル出場…インテルは逆転負け、両者計3人が退場に

長友佑都

フィオレンティーナ戦にフル出場したインテルDF長友佑都(左)[写真]=Getty Images

 セリエA第25節が14日に行われ、フィオレンティーナと日本代表DF長友佑都の所属するインテルが対戦した。

 前節、最下位ヴェローナを相手に3-3で痛恨のドローに終わった4位インテル。今節は勝ち点差「1」で3位につけるフィオレンティーナとのアウェー戦で、巻き返しを図る。長友は3試合連続で先発出場となった。

 試合はフィオレンティーナが優勢に進めるが、先制に成功したのはインテルだった。26分、ジョフレイ・コンドグビアのスルーパスで、ペナルティエリア内右に抜け出したロドリゴ・パラシオが中央に折り返す。ニアサイドに走ったマウロ・イカルディが相手DFを引きつけると、後方でフリーのマルセロ・ブロゾヴィッチが右足で押し込み、ゴール右上隅に突き刺した。

 フィオレンティーナは45分、左サイドからのクロスにマティアス・ベシーノが頭で合わせるが、シュートはGKサミール・ハンダノヴィッチの好セーブに阻まれた。前半はこのままインテルの1点リードで折り返す。

 後半に入って60分、フィオレンティーナが同点に追いつく。右サイドからクロスが入ると、インテルDFが触りボールの軌道は変わるが、ファーサイドで反応したボルハ・バレーロが、頭で合わせてゴール左隅に決めた。

 勝ち越したいインテルだったが82分、アレックス・テレスがこの日2枚目のイエローカードで退場処分となった。すると、数的有利となったフィオレンティーナが後半アディショナルタイム1分に、逆転に成功する。マウロ・サラテがエリア内左で右足を振り抜くが、シュートはGKハンダノヴィッチに弾き返される。だが、こぼれ球をゴール前のクマ・ババカルが押し込んでネットを揺らした。

 後半アディショナルタイム5分には、相手選手と揉めたサラテがレッドカードを提示され一発退場となる騒動もあったが、試合はこのままタイムアップ。だが、終了後にも、審判に詰め寄ったコンドグビアにレッドカードが提示され、計3名の退場者を出す結果となった。試合はインテルが1-2の逆転負けで5位に後退。長友は3試合連続のフル出場を果たした。

 フィオレンティーナは次節、21日にアウェーでアタランタと対戦。インテルは20日にサンプドリアをホームに迎える。

【スコア】
フィオレンティーナ 2-1 インテル

【得点者】
0-1 26分 マルセロ・ブロゾヴィッチ(インテル)
1-1 60分 ボルハ・バレーロ(フィオレンティーナ)
2-1 90+1分 クマ・ババカル(フィオレンティーナ)

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