バロテッリ、ミラノ・ダービー欠場へ…指揮官が起用見送りを示唆

バロテッリ

コッパ・イタリア準決勝のアレッサンドリア戦に出場したバロテッリ [写真]=Getty Images

 コッパ・イタリア準決勝ファーストレグが26日に行われ、日本代表FW本田圭佑が所属するミランは、アウェーでレーガ・プロ(3部相当)のアレッサンドリアと対戦し、1-0で先勝した。試合後、ミランを率いるシニシャ・ミハイロヴィッチ監督がイタリアメディア『Rai』のインタビューに応えた。

 ミランはイタリア人FWマリオ・バロテッリがPKを決め、格下相手に辛くも勝利を収めた。ミハイロヴィッチ監督は「半分は満足している。この試合は勝たなければいけなかったもので、勝利を収めることはできたが、試合の行方を早く決定付けなければならなかった。ビッグチャンスにミスしてしまったね」と話し、勝利したことには満足を示したものの、パフォーマンスには不満を漏らした。

「アレッサンドリアは、パレルモ、ジェノア、スペツィア(セリエB)を敗退に追い込んだチーム。ポジティブなことはこれまで出場時間が少なかった選手をプレーさせたことだ」と語ると、決勝点を挙げたバロテッリに対しては「長い時間プレーしていなかった。まだ改善しなければならない。どのくらいの時間、ピッチに立てるかって? それは彼自身に聞いてくれ。いずれにしろ(セリエA次節の)ミラノ・ダービーではプレーできるコンディションにない。これは確かなことだ」と語り、ダービーで起用する意向がないと明言した。

 また、中国スーパーリーグ江蘇蘇寧への移籍が破談に終わり、この試合に先発出場したブラジル代表FWルイス・アドリアーノについては「バロテッリとのコンビにも問題はなかったと思う。チャンスは作ったが、常にもっと作らなければならない。L・アドリアーノの中国への移籍はオファー金額に利点があったが、私は彼がミランに戻ってきて嬉しく思っている。彼はこれまでずっと良い振る舞いをしてきたからね」とコメントし、移籍が破談となったL・アドリアーノの復帰に何ら問題がないことを強調した。

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