前ロシア代表監督のファビオ・カペッロ氏が、古巣ローマの監督に就任する可能性をほのめかした。7日、イタリアメディア『Rai』が伝えている。
同メディアのラジオ番組にゲスト出演したカペッロ氏は、「ローマへの復帰? 絶対にないとは言えない」と話し、リュディ・ガルシア監督の解任の噂がささやかれる古巣への復帰を示唆した。一方、黄金時代を築いたミランについては「私は、(シルヴィオ)ベルルスコーニ名誉会長とはあまりにも親しい間柄だが、この時点ではミランへの復帰は完全にないと言えるだろう」と復帰の可能性がないことを明言。
さらに、「イタリア代表監督にも同じことが言える。オファーを受け入れることはないだろう。代表での指揮は十分に行った」と続け、イングランドとロシアを指揮したことから、代表監督のオファーは受け入れないとの意向を示した。
カペッロ氏は1999年にローマの監督に就任すると、2000-01シーズンには元日本代表MF中田英寿氏や元アルゼンチン代表FWガブリエル・バティストゥータ氏、現在もローマでプレーする元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティらを擁して、同クラブを18年ぶりのセリエA優勝に導いた。