ミランの16歳GK、過去には“ライバル”インテル行きが目前だった

ドンナルンマ

16歳のミランGKドンナルンマ [写真]=Getty Images

 日本代表FW本田圭佑が所属するミランのGKジャンルイジ・ドンナルンマが、過去に同DF長友佑都が所属するインテルへ移籍する可能性があったことが分かった。2日、イタリアメディア『Tutto mercato web』が報じている。

 ドンナルンマは10月25日に行われたセリエA第9節のサッスオーロ戦で、16歳と242日でリーグデビューを果たした。また、1日に行われたラツィオ戦でも先発出場し、チームの勝利に貢献している。

 そんなドンナルンマがライバルクラブのインテルへ移籍する可能性があったようだ。ミランへ移籍する前に所属したサッカースクール、クラブ・ナポリのチロ・アモーレ会長は。「最初の接触はインテルだった。同クラブの責任者の一人がやってきて、ドンナルンマの獲得を望んでいることを言われ、最後の条件を詰めているところだった。父親もインテル行きを受け入れていたよ。そして当時はマッシモ・モラッティが会長を務めていたインテルに我々は赴き、インテルのサッカースクールで冒険をスタートするためにサインをした」と話し、インテルと最初にコンタクトを取ったことを明かした。

 しかし、最終的にミランへ加入した経緯については「我々は5日間、ミラノに滞在し、ジャンルイジはインテルでトレーニングしていた。ミラノには彼の両親もいた。しかし、父親が(ミランのアドリアーノ)ガッリアーニ副会長に呼ばれ、彼のミランに対する気持ちが勝った。彼の家族はみんながミランを応援していた。ジャンルイジは、当時ミランに所属していた兄のアントニオを追いかけていきたかったんだ」と最終的には本人の意志を尊重して加入が決まったという。

 GKとしてのリーグの先発出場記録を塗り替えたドンナルンマは、直近の3試合に先発出場し、3連勝に貢献している。

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