ローマのガルシア監督、単独首位浮上も「我々は優勝候補ではない」

ガルシア

フィオレンティーナ戦で指示を送るローマのガルシア監督 [写真]=Getty Images

 ローマは25日に行われたセリエA第9節でフィオレンティーナを2-1と破り、単独首位に躍り出た。リュディ・ガルシア監督が試合後、イタリアメディア『Rai』のインタビューに応えている。

 ガルシア監督は「最後には(退場者を出し)10人となり、フィオレンティーナの攻撃陣に対して苦戦を強いられた。しかし、この試合は守備面で多くの自信を与えてくれるよ。なぜなら1点を許しはしたが、それ以外ではゴールを奪われなかったからだ。選手はチームのためにプレーしてくれた。(モハメド・)サラーとジェルヴィーニョもリードを奪った後に、低い位置まで戻って守備に奔走してくれた」と話し、この試合で得点を奪った2人も守備で活躍してくれたと褒め称えた。

 また、大手メディア『Sky』のインタビューでは、今夏フィオレンティーナから加入したサラーについて、「ゴールを決めた後、相手に敬意を表し、喜びを爆発させなかった。彼はブーイングに対し、ピッチの上で応えるものだと理解していた。試合前に、冷静であるかどうか知るために彼と話したが、落ち着いていた」と明かすと、「それゆえ、レッドカードを提示されたことは驚きだ。サラーはイタリア語を話さない。従って、審判に何も言うことはできなかったはずだ。オルサート主審は厳しい判定を下したと思う。素晴らしいジャッジをしていたことには変わりはないがね」と、審判への抗議で退場処分となったことを疑問視している。

 そしてスクデット争いについては、「ローマは決して優勝候補ではない。ほんの少し前まで我々は弱いチームだった。今は、首位に立っているから優勝候補と言われているだけだ。自分たちの道を歩んでいく。地に足をつけていく必要もない。我々にはオリンピコでのサポーターの力が必要だ。彼らのサポートなしに戦うことはできない」と、優勝候補ではないことを主張し、ファンにサポートを呼びかけた。

 ローマは28日にホームでウディネーゼと対戦する。

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