ミランのインザーギ監督、解任報道から一転…今季の続投が濃厚に

インザーギ

ミランを率いるインザーギ監督 [写真]=Getty Images

 日本代表FW本田圭佑が所属するミランは30日、フィリッポ・インザーギ監督の残留を決定したようだ。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が、クラブ公式チャンネル『ミランチャンネル』で発表したと伝えた。

 今シーズンのミランは、第16節のローマ戦を終えて6勝7分け3敗の7位につけていたが、年明けから低迷。1941年以来となる1月の未勝利という不本意な結果に、インザーギ監督の解任説が浮上していた。

 それでも、シルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長とアドリアーノ・ガッリアーニ副会長は会談を行い、今シーズン終了まで続投させることを決定し、インザーギ監督率いるチームを見守った。しかし、第31節のミラノ・ダービーで引き分けに終わると、第32節のウディネーゼ戦では終始精彩を欠いたパフォーマンスで惨敗。緊急合宿を決行したが、29日に行われた第33節ジェノア戦でも1-3と敗れ、不甲斐ない戦いぶりにサポーターからは容赦ないブーイングが浴びせられた。

 この結果を受け、解任報道が過熱。後任には、ミランのプリマヴェーラ(下部組織)で指揮官を務めるクリスティアン・ブロッキ氏の就任が濃厚であると伝えられていた。しかし、クラブは今シーズン終了までインザーギ監督の解任は行わない意向を示している。

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