セリエA第32節が25日に行われ、日本代表FW本田圭佑が所属するミランは敵地でウディネーゼと対戦した。
前節、インテルとのミラノ・ダービーが引き分けに終わったミランは、ヨーロッパリーグ出場権獲得に望みを繋ぐために勝ち点3を持って帰りたいところ。フィリッポ・インザーギ監督は、前線に右からジェレミー・メネズ、ジャンパオロ・パッツィーニ、スソを並べ、本田は2試合連続でベンチスタートとなった。
ウディネーゼは、序盤からアントニオ・ディ・ナターレを中心にゴールへと迫る。開始1分、ディ・ナターレのミドルシュートはディエゴ・ロペスに阻まれる。直後、ディ・ナターレが頭で落としたボールに反応したアレクサンドレ・ヘイホが、ペナルティエリア内右からフリーでシュートを放つが、得点には至らず。
対するミランは、エリア手前まではボールを運べるものの、パスミスが目立ち、フィニッシュまで持ち込むことができない。35分には、マルコ・ファン・ヒンケルがミドルシュートで狙ったが、大きく枠を外れる。前半終了間際には、ルカ・アントネッリのシュートでネットを揺らすも、ハンドを取られノーゴールの判定。そのままスコアレスで前半を終える。
ミランは前半に負傷したガブリエル・パレッタに代えて、アディル・ラミを投入する。58分、ウディネーゼがCKのチャンスを得る。クロスがファーサイドに流れたところ、ジャンピエロ・ピンツィがコントロールしながら右足を振り抜き、ゴール左隅に突き刺した。
先制を許したミランは、スソを下げてアレッシオ・チェルチをピッチに送り出す。74分には、ジャコモ・ボナヴェントゥーラに代え、マッティア・デストロを入れて攻撃を活性化させようと試みるが、直後に失点を喫する。ゴール正面からディ・ナターレが強烈なミドルシュートを放つと、D・ロペスが一度は防ぐが、弾いたボールをギリェルメが中央に折り返し、最後はエマニュエル・アギェマン・バドゥが押し込んだ。
2点を追うミランは、88分にチェルチの右クロスにパッツィーニが頭で合わせ1点を返す。しかし、反撃も及ばず時間切れ。ミランは1-2で敗れ、5試合ぶりの黒星となった。次節、ウディネーゼは日本代表DF長友佑都が所属するインテルと、ミランはジェノアとそれぞれホームで対戦する。
【スコア】
ウディネーゼ 2-1 ミラン
【得点者】
1-0 58分 ジャンピエロ・ピンツィ(ウディネーゼ)
2-0 74分 エマニュエル・アギェマン・バドゥ(ウディネーゼ)
2-1 88分 ジャンパオロ・パッツィーニ(ミラン)