給料未払いのパルマ、期日に間に合わなければさらなる勝ち点没収も

パルマ

勝ち点剥奪の可能性が浮上するパルマ [写真]=Getty Images

 給料未払問題が続くパルマが、さらに勝ち点を没収される可能性が出てきた。16日付けのイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

 9日にジャンピエトロ・マネンティ新会長の就任を発表した最下位のパルマ。すでに同クラブは納税が遅れた問題で勝ち点1の没収を受けているが、給料未払い問題が解決されなければさらに苦しい状況になるかもしれない。

 セリエAを運営するレガ・セリエAは、パルマに対し17日までに給料の問題を解決するよう求めた。しかし現在はまだ支払いが完了しておらず、期限を過ぎてしまった場合にはさらなる勝ち点没収の可能性もあると伝えられている。

 マネンティ会長は地元ラジオ局『Radio Parma』のインタビューに応え「我々は支払いに応じ、最終チェックを待っている。我々は落ち着いているよ。全てが完了すると信じている。だがこれは長いプロセスなんだ」と、支払いの手続きが最終局面に入ったことを明かしている。

 一方、クラブの主将を務めるアレッサンドロ・ルカレッリは「支払いの期日が来る。僕はチームメイトと連絡をとっているよ。いいニュースが届くことを待っている」と述べ、現在はクラブからの支払いを待っている状態だと説明した。

 また15日に行われたセリエA第23節では、敵地で2位ローマ相手に引き分けに持ち込んだ。最下位と苦しむ状況にも、同選手は「もちろん僕らは(残留を)諦めていない。最後の最後まで諦めないことが僕らの義務だ。昨日はその姿勢を示せたと思う」と、残留に向けて、最後まで全力を出すことを誓っている。

 パルマは次節、ホームでウディネーゼと対戦する。

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