アジア杯敗退でインザーギ&マンチーニが笑顔?伊紙が本田らの復帰期待

ミラノ

ミランのインザーギ監督(左)とインテルのマンチーニ監督(右)[写真]=Getty Images

 23日、AFCアジアカップ オーストラリア2015の準々決勝で日本代表はUAE代表と対戦。1-1で突入した延長戦でも決着がつがず、PK戦の末に4-5で敗れた。

 この結果、日本代表は5大会ぶりの準々決勝敗退。開催国のオーストラリアにとっては準決勝の対戦相手が決まるともあって注目が集まっていた同試合での結果に、地元紙は「ここまでの2015年アジアカップで一番の衝撃」と報じている。

 一方で、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は日本代表のアジアカップ敗退を伝えながらも、「(フィリッポ・)インザーギと(ロベルト・)マンチーニは笑顔を浮かべるだろう」と表現した。

 日本代表FW本田圭佑が所属するミランは2015年に入り、リーグ戦3試合で勝利なし。前節のアタランタ戦では、本拠地サン・シーロの観客からブーイングが飛び、インザーギ監督の立場が危うくなっているとの声も上がっている。さらに、複数のイタリア紙が今冬に獲得したMFアレッシオ・チェルチとDFイニャツィオ・アバーテが試合後に口論していたと報じており、シーズン序盤にアバーテとの好連係を築いていた本田の復帰に期待を寄せている。

 ミラン同様に前節、下位チームを相手に低調なパフォーマンスを見せた日本代表DF長友佑都が所属するインテル。それでもリーグ戦ここ5試合は負けなしと復調の兆しを見せ始め、新加入のMFジェルダン・シャキリとMFルーカス・ポドルスキもチームにフィットしている。UAE戦で足を痛めた長友がすぐに合流できるかは明確でないが、チャンピオンズリーグ出場権獲得を目指し、チーム一丸となって後半戦の巻き返しを図りたいところ。

 リーグ前半戦を終えて、同じ勝ち点26で8位にミラン、9位にインテルが位置している。チームに戻った本田と長友が両監督を笑顔にさせるパフォーマンスを見せることができるのか。第20節、ミランはアウェーで5位のラツィオと、インテルはホームで13位のトリノと対戦する。

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